俺はあの時のあの瞬間をもう一度見たくて、今もこの仕事を続けてるのかもしれないな
概要
アニメ「IDOLY PRIDE」に登場する星見プロダクションのマネージャー。22歳独身。CV:石谷春貴
高校生の時に同級生の長瀬麻奈から自分のマネージャーになるように頼まれ、社長の三枝信司の下で星見プロでアルバイトとして働くことになった。高校卒業後は正式に星見プロの社員となり、引き続き麻奈のマネージャーとして尽力する。牧野と麻奈が駆け抜けた、短くも熱い前日譚は番外編ストーリー「長瀬麻奈」やコミカライズ「Beginning of Lodestar」で描かれている。
ちなみにこの時から既に免許を持っていたので車による麻奈の送迎も担っていたが、麻奈が交通事故にあった日は都合があり牧野が麻奈を送迎することは出来なかった。
事故後しばらくして、麻奈の死から立ち直れずにいた牧野の前に麻奈の幽霊が現れ、物語は再び動き出す。
キャラクター詳細
人物像
頼まれたらいやと言えないお人よしで、突出したスキルはないものの、実直な仕事ぶりで星見プロのアイドルたちをバックアップしている。彼の凄いところはほぼワンオペで事務所の業務を回し、20人ものアイドルたちをマネジメントしているところにある。とくに東京編は三枝が失踪後、人手不足を補うために橋本さとみを新人マネージャーとして採用したにせよ、アイドルたちとの日々の交流からライブ・イベントの取り付けまで、その業務はマネージャーの範疇にとどまらない。無茶をしてアイドル達に心配をかけることもしばしば。
仕事柄ステージの上で輝くアイドルが好きという真摯な思いを持っており、アイドルをないがしろにするような体制・人物には珍しく怒りをあらわにする。ストーリー序盤では疑いの目をかけられることも頻繁にあったが、アイドルが好きとはいえ所属アイドルを異性として見ることは決してない。そしてそれは大方マネージャー達の中でも共通認識である。一方でそんな真面目さからメッセなどによるアイドルのアプローチに鈍感主人公顔負けの返しをしてしまうこともある。
容姿
いたって普通の好青年。高校生の時は常に眼鏡をかけていたが、現在は基本的にコンタクトで、事務作業に集中するとき等たまに眼鏡をかけている様子が見られる。
劇中ではほとんどスーツ姿で過ごしているが、服装にこだわりがないことを見抜かれたのかfranには「その服何とかなりません?」などとダメ出しをもらう。
備考
家族構成、誕生日などその他のプロフィールは不明。
アニメ第1話において、元々は賃貸か実家(前者と見られる)に住んでいたところ星見プロの子たちをマネジメントするにあたり寮で過ごすことになるが、アイドルたちから警戒され、寮の物置を改装したと思われる離れの物置小屋で暮らすことになってしまった。
ちなみに星見市を離れた東京編では東京寮ではなく自分の家で寝泊まりしている様子。(先述した物件と同じものかは不明)余談だがアニメ・星見編において小屋の中に飾られていた必勝祈願のダルマがNVGP優勝後の東京編でも牧野宅に飾られている。(ゲーム内イベントストーリー「煌めく奇跡をもう一度」を参照)
アイプラ春闘!
十数時間におよぶビラ配り、4時間経っても一向に人の減らないサイン会といった労基法度外視の星見プロ…そんな環境に耐えられず、2022年の4月1日、ついに現場の正当な評価を求めてマネージャー達が立ち上がった!
特別ストーリーではなんとアイプラの主要男性陣3人が名曲「サヨナラから始まる物語」を披露。この日だけの特別MV撮影が可能になった。
当日は予想だにしないサプライズから大いに盛り上がり、#アイプラ春闘をつけたツイートで仕事に励むアイドル達の様子がTLをにぎわせた。結果として現場の声は上に届き、特別賞与3,000ダイヤ(ガチャ10連分)が配布される。
そして今回の曲はSpring Battlerというユニットによる「サヨナラから始まる物語(春闘 short ver.)」として2023年2月発売の「Collection Album "未来"」に収録されている。ちなみに、アルバム発売記念に上記のMV撮影も期間限定で復刻した。
余談
- 語録
含蓄のある牧野のセリフはマネージャー達にしばしば愛用されている。
「見てるか、麻奈ーーー」(1話)
「俺はいつもここまでだな。ここから見ていることしかできない」(1話)
「今日は快晴だな。いるのか、麻奈…」(12話)
「俺は… マネージャーだ… だから…… だから…ッ ずっと……ッ」(12話)
- 古田と河野
牧野が高校2年生の時の同級生で、熱心なアイドルオタク。人気急上昇中の新人アイドルLizNoirが星見市でライブを行うということで楽しみにしていたが、当日河野が風邪で学校を早退。代わりに誘われた牧野は渋々、古田と共に会場を訪れることになる。
―――のだが、そこには三枝からの招待で遙子と麻奈もライブを見に来ていた。アイドルには興味ないと言っていた牧野がリズノワの圧巻のステージに釘付けになっているのを見て、麻奈は「どうして、あそこに立っているのは私じゃないんだろう……」と声を漏らす。
河野の風邪と古田の勧誘が、後に多くの人々に影響を与える伝説のアイドルを生み出した遠因となっていたことは、当の彼等には知る由もないだろう。