メリーはただのトモダチ
めりーはただのともだち
「メリーはただのトモダチ」は、藤田淑子の楽曲。アニメ『キテレツ大百科』のエンディングテーマ。
解説
「メリーはただのトモダチ」は、藤田淑子の楽曲。アニメ『キテレツ大百科』の5代目(先行90分特番を含めると通算6代目)エンディングテーマ。
歌手は主人公・木手英一の声優だが、歌詞の内容は直接アニメの内容には関連していない。
コンサートに誘った女性(メリー)が、直前になって本命の男性とのデートのために、予定をキャンセルされてしまうという、男性視点の切ない悲恋歌である。
エンディングアニメでは、1950年代のアメリカ合衆国を思わせるレトロな世界観を舞台に、革ジャンを着た木手英一が主役となって歌詞に合わせた恋模様が描かれる。相手はもちろんみよちゃん(野々花みよ子)。歌詞とは異なり、勇気を出した英一がみよちゃんをダンスパーティに誘い、応じてもらうハッピーエンドになっている。
楽曲としては同時期のオープニングテーマとして著名な「はじめてのチュウ」(あんしんパパ)のB面として、日本コロムビアからリリース。しかし、主人公の声優が歌う曲でありながら、名曲「はじめてのチュウ」のイメージに隠れてしまい、同曲の後のシングルカットの際には取り上げられず、「知る人ぞ知る名曲」だった。
アルバム収録も1992年の『キテレツ大百科 ソング・コレクション'92』と2004年の『キテレツ大百科 スーパー・ベスト』の2本だけで、どちらも絶版、後者は中古でプレミア価格がついてしまっており、聴くことが困難なアニメソングのひとつとなっている。