概要
声 - 田丸篤志
本作の主人公。
大人びた魔法使いの少年。面倒見がよく、義理堅く、人の心を思いやる性格の持ち主。
キンバリー魔法学校に入学した際、同学年のナナオ・シェラ・カティ・ガイ・ピートと意気投合し、彼らと共に作った集い「剣花団」のリーダー役も務めている。
我慢強さを活かした戦い方を得意としており、魔法使いとしては万能型であるが同時に器用貧乏でもある。
突出した才を持たないが、後述の理由から死に物狂いの努力を重ねてきたため、実力自体は学年内でもトップクラスである。
母から受け継いだ第四魔剣・『奈落を渡る糸(アングスタヴィア)』の使い手。
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1巻終盤以降のネタバレ
学園に入学した本当の目的は彼の母である魔女クロエを裏切り拷問の末に惨殺した七人の教師への復讐。クロエへの忠誠から同じ悲願を抱いている「同士」たちの君主として指揮をとっている。
その執念は凄まじく、母親が味わった何百種類もの拷問の追体験や自我が崩壊するほどの魂魄融合の痛みに耐えきるなど、狂人として扱われることさえある。
しかし本来は復讐に向かない性格であり、自身の行為が母の想いを踏み躙っていることや同士らへの犠牲の強要など、数多くのジレンマに苦しむことになる。
そうした裏の顔は親類のグウィンとシャノン、従者のテレサなどの同士の面々しか知らず、剣花団の仲間たちにすら隠し通している。