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概要

著者くま猫エルトリア
イラストあえ君、ベネット、餅月あちゃも、Hassann Graham、eiji
レーベル聖華文庫
既刊1巻(2022年現在)

正式タイトルは『りゅうごろしようじょ ~誰も信じてくれないので【冒険者】のふりしていますが本当はレアクラスの【黒竜騎士】です。【竜を食べるほど強くなるユニークスキル】で最強に至り、悪しき竜を全て滅します。包丁で~

あらすじ

突如現れた竜の大群によって全て奪われた少女、タニアは全ての竜を滅ぼすと誓った。その日からひたすら厳しい鍛錬を続け、ついに最強の騎士の一人となった。彼女は【竜殺し包丁】という人語を喋る巨大な剣を片手に一人国をまたいだ旅を続け、竜によってもたらされた事件を解決していく。

登場キャラクター

  • リッシュタニア・カーラ・ドラグニル

本作の主人公であるソロ冒険者。通称「タニア」。

虹色に見える銀の髪と青い瞳、そして10代前半にしか見えない姿が特徴。これはある事情で10代前半で止まっており、冒険者組合に出向いても容姿を理由で門前払いを食らう事もしばしば。

そんな彼女だが、この世界でも最強の一角と名高い黒竜騎士であり、意思を持つ大剣『竜殺し包丁』を武器兼相棒としている。また、魔法を心得ている。

カーラの里を竜に焼かれた過去を持っており、黒竜騎士になったのも、人に害なす竜を滅ぼすためであるが、竜を見るたびに憎悪を掻き立てていく程、竜への憎しみは強い。

一方で冒険者を志したのも「自分のように悲しい想いをする人が少しでもいなくなるように」という想いもあり、大切な人が窮地に陥った者に対しては手を差し伸べずにはいられない性分である。

  • 竜殺し包丁

タニアの武器にして相棒である意志を持つ大剣

とにかく口も性格も悪く、おまけに(下記の理由があるとは言え)魔石を事ある毎に要求している。とは言え、流石にタニアの向こう見ずとも言えるお人好しには少々焦っている。

尋常じゃない強度を有しており、斬れ味が鈍る事はない上に、鍛冶屋で打ち直す必要はほぼ無いため武器としては一級品である。また、幅広で面が広いという特性から、王冠構えと呼ばれる守りの構えで心臓、喉笛、頭蓋を護り敵の急所への攻撃に対応できる。

しかし、魔石を定期的に摂取しなければ機能停止してしまうのが欠点だが、それを差し引いても非常にコストパフォーマンスは良い。

異形の存在であり強大な敵。姿も個体によって千差万別。また、ダメージを受けてもあっという間に再生していく上に、強力な竜には特殊なスキルを持っている。

共通するのは、人に害をなす存在である。

  • ジャバウオック

竜の一体。

ぱっと見では蛇のように長大な体をしており、目がなくのっぺりとした顔にゴブリン程度なら余裕で入れる大きな口を有している。だがその体には毛も鱗もなく、腕も小さい上に翼も極限に退化している。

自身の体を透明化させる能力が有り、そこから繰り出すムチのようにしなる尾の一撃で敵を葬っていく。しかし、砂煙の中では透明な姿が逆に目立つだけでなく、大きなダメージを受けると透明化の維持が難しくなっていく。

音で空間を認識しており、聴覚を駆使して獲物を狙っていく(その事もあってか目は不要となっている)。だが、それ故に余りにも凄まじい音に対しては致命的なダメージとなってしまう。

スキルは【引力操作】。引力でエサを引き寄せて捕食するというのがこの竜の狩りである。

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りゅうごろしようじょ
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