概要
(阿曹主禅息女→竜我雷正妻→死亡)
旧帝国将官、阿曹主禅の娘。母は帝国最後の皇帝である光輝帝の皇女であり、唯一皇室の血を受け継いでいる。父親を竜我雷に殺された後、皇孫であるゆえに五丈に身柄を引き渡される。その後、恩賞として竜我の許に預けられた。
竜我との様々な境遇を乗り越え深い愛情を寄せ合うようになり、南京楼にて竜我と結婚する。
竜我が五丈王となってからは斉王都に移り住んでいたが、公叔の言に誑かされた秦宮括率いる西羌国の襲撃により重傷を負い、最期は駆けつけた竜我と会話を交わした後、麗羅に竜我の事を託して息を引き取った。
竜我雷との間に子はできず、結局神聖銀河帝国皇室の血筋は絶えてしまう事となった。
「銀河一」と呼ばれるほどの舞踊の名手。麗羅ほどではないが、武芸にも長けている。特筆すべきは、人間的な度量の大きさであり、竜我が自分以外の女に手を出しても、「結局は私のもとに帰ってくるしかない」と揺ぎ無い愛情を寄せる。異性よりかは、同性の麗羅や蘭々、邑峻、梨扇が惹きつけられる事例が目に付く。
アニメ版では「竜我が父の仇」という背景が強調されており、原作よりも竜我に愛情を寄せる進行速度が遅くなっている。また、竜我に姉 紅玉(正宗)を討たれた虎丸(智王)を説得するエピソードもある。