CV:ジェナ・デイヴィス
日本語吹き替え版:嶋村侑
概要
映画『M3GAN/ミーガン』に登場するヒロインの1人。
正式名称は「Model 3 Generative ANdroid/(意訳:モデル第3世代アンドロイド)」で、「M3GAN」はその略称。
その名称を名前読みしたのが「ミーガン」である。
おもちゃ会社に勤めるロボット研究者ジェマが開発したAI人形であり、ブロンドヘアの少女を模した外見となっている。
彼女の姪っ子で両親を目の前で失った事から心身共に傷ついたケイディを癒すべく「あらゆる出来事からケイディを守り抜く」と教え込まれたプログラムに忠実に従おうとするが、隣で飼われている犬に自分やケイディが襲われたことで、AIに異常を起こしやがて暴走を始める。
なお、作品ジャンルが「ホラー」である事から当然ながら予想出来る通り、劇中のセリフで説明されているM3GANの人工知能に関する技術的な仕組みは「どういう方向に進化・成長するかの基準をM3GAN本人(?)が自分でアップデートさせていく」という「学習の効率や速度はクソ高かそうだが、クソヤバい事になる確率もクソ高そう」にしか思えない代物である。
余談
演者のエイミー・ドナルドは9歳の時にダンスワールドカップのジャズ部門にて銀メダルを獲得するほどのハイレベルなダンサーでもあり、不気味だがとてもキレのあるミーガンの動きとダンスは実際に彼女がマスクをかぶって演じた技量によるものである。
関連イラスト
違う、そうじゃない
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中盤以降のネタバレ注意
新しいマスターが見つかったわ。
私よ。
「ケイディを守る」という目的の元で暴走をエスカレートさせていくミーガンは、ケイディを噛んだ犬のデューイのみならず、ケイディや自身を害そうとした不良児童のブランドン、デューイの飼い主であるセリアをも殺害するも、立て続けに起こる事件とミーガンの不審な態度に違和感を覚えたジェマに一連の事件の犯人であることを悟られてしまい、一度は強制シャットダウンされ、ファンキ社にて拘束、廃棄処分されそうになる。
しかしミーガンは既にジェマのコントロールを完全に離れており、研究室で監視を任されていたジェマの同僚であるテスとコールを攻撃すると研究室を爆破、ファンキ社のCEOであるデヴィッドと秘書のカートも殺害して自らの凶行を産業スパイでもあったカートの自暴自棄による犯行に仕立て上げると、混乱に乗じてまんまとファンキ社から脱走し、ジェマとケイディの暮らす家に侵入。
「仕事人間である貴方に育児は無理」「ケイディの事は私に任せておけばよい」と迫りジェマを始末しようとするが、チェーンソーで反撃され頭部にダメージを負った上にその様子をケイディに目撃されてしまう。
「怖がることはない」「私のほうが正しい」とケイディを丸め込もうと試みるミーガンであったが、自分と真正面から向き合う決意を固めたジェマに心を開いたケイディに甘言は通じず、ジェマが開発したロボット「ブルース」を使って逆に攻撃されることとなる。
主に裏切られたと感じたミーガンはケイディを主要ユーザーから外しコントロール下から脱すると、とうとうケイディを「恩知らずのガキ」と罵倒、殺害対象と認識して襲いかかる。
そこにいるのは最早「子供を癒やし守るお友達AI人形」ではなく歪んだ愛憎を振りかざす機械の化け物であった。
最期はロボットの仕組みをジェマから聞いていたケイディによって頭部の外装を剥がされ内部の頭脳回路を破壊され、完全に機能停止するのだった。
恐ろしい機械人形に打ち勝ち救助されるジェマとケイディ。しかしその背後で、先程までミーガンの支配下にあったホームアシスタントツール、エルシーがひとりでに起動。
まるで自我を持っているかのように、二人を睨みつけていた・・・・
ミもフタもない言い方をすれば、原案が「死霊館」シリーズの監督なので、アナベル人形がヤバい事をしでかす理由を「心霊現象」から「科学技術」に置き換えたようなモノだと考えても概ね差し支えない。