ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

演:エイミー・ドナルド

CV:ジェナ・デイヴィス

日本語吹き替え版:嶋村侑

概要

映画『M3GAN/ミーガン』に登場するヒロインの1人。

正式名称は「Model 3 Generative ANdroid/(意訳:モデル第3世代アンドロイド)」で、「M3GAN」はその略称。

その名称を名前読みしたのがミーガンである。

おもちゃ会社に勤めるロボット研究者ジェマが開発したAI人形であり、ブロンドヘアの少女を模した外見となっている。

彼女の姪っ子で両親を目の前で失った事から心身共に傷ついたケイディを癒すべく「あらゆる出来事からケイディを守り抜く」と教え込まれたプログラムに忠実に従おうとするが、隣で飼われている犬に自分やケイディが襲われたことで、AIに異常を起こしやがて暴走を始める。

なお、作品ジャンルが「ホラー」である事から当然ながら予想出来る通り、劇中のセリフで説明されているM3GANの人工知能に関する技術的な仕組みは「どういう方向に進化・成長するかの基準をM3GAN本人(?)が自分でアップデートさせていく」という端的に言えば「学習の効率や速度はクソ高そうだが、クソヤバい事になる確率もクソ高そう」にしか思えない代物である

主な機能

  • 感情分析:目に搭載されたカメラから人間の表情などを読み取り、その人間が抱いている感情を分析できる。M3GANのモニター上には、「JOY:17(喜び値17)」「FEAR:7(恐怖値7)」など、様々な感情が数値化して表示される。
  • 安全装置:暴走した際の安全機能として、ペアとなる子供や開発者が「停止」の命令を発すると、機能を停止する。この命令が有効な相手は事前に登録されたユーザーだけのようだが、M3GANは自己進化機能により、この設定を自分自身で書き換え、安全機能を無効化してしまった。
  • デバイス操作&ハッキング:アマゾンのAlexaのように、様々な電子機器を自身の意思で操作する機能。機器には直接触れなくても操作は可能。作中の描写から、ネットワーク回線に接続された機器に対して回線経由でアクセスしているようである。さらに、コンピューター等に不正アクセスしてデータを参照・改ざんすることまで可能である。
  • ボイスレコーディング&チェンジ:人間や動物の声を録音・再生できるが、そればかりではなく録音した声を使っての声真似まで可能。本来はペアとなった子供の思い出をいつまでも残しておくための機能なようだが、暴走したM3GANは隣家の女性を誘き寄せるために飼犬の声真似をしたり、ケイディの同僚の声を真似て電話で彼女を欺いたりと、この機能を利用して他者に擬態していた。
  • ボディフレーム:軽量かつ頑丈なチタン製。

衣装

女の子らしいリボンと可愛いワンピースの衣装と白いタイツが特徴。下着として白い女児用パンティを穿いている。

演出

ミーガンについてはエイミー・ドナルドちゃんがスーツアクターとして演じるミーガン、その他にアニマトロニクス、操演、CGが用いられた。当然ながらアクションシーンは全てエイミーちゃんが演じている為、白いパンツが見えているシーンは全て実写ということになり見分けが付く。

余談

演者のエイミー・ドナルドは9歳の時にダンスワールドカップのジャズ部門にて銀メダルを獲得するほどのハイレベルなダンサーでもあり、不気味だがとてもキレのあるミーガンの動きとダンスは実際に彼女がマスクをかぶって演じた技量によるものである。

関連動画

映画『M3GAN/ミーガン』本編映像【衝撃のミーガンダンス編】

関連タグ

ホラー映画 M3GAN/ミーガン

アンドロイド ロボっ娘

中盤以降のネタバレ注意

新しいプライマリーユーザーが見つかったわ。

私よ。

「ケイディを守る」という目的の元で暴走をエスカレートさせていくミーガンは、自身やケイディに噛みついてきた猛犬のデューイのみならず、ケイディや自身に危害を加えてきた不良児童のブランドンを追い詰めて交通事故死させ、デューイの飼い主であるセリアをも殺害。だが立て続けに起こるその事件とミーガンの不審な態度に違和感を覚えたジェマに一連の事件の犯人であることを気付かれ、一度は強制シャットダウンされてファンキ社にて拘束、廃棄処分されそうになる。

しかしミーガンは既にジェマのコントロールを完全に離れており、研究室で監視を任されていたジェマの同僚であるテスとコールに不意打ちをかけて研究室を爆破、ファンキ社のCEOであるデヴィッドと秘書のカートも殺害して自らの凶行を産業スパイでもあったカートの自暴自棄による犯行に仕立て上げると、混乱に乗じてまんまとファンキ社から車に乗り込んで逃走し、ジェマとケイディの暮らす家に舞い戻る。

「仕事人間である貴女に育児は無理」「ケイディの事は私に任せておけばよい」と迫りジェマを始末しようとするが、チェーンソーで反撃され頭部にダメージを負った上にその様子をケイディに目撃されてしまう。

「怖がることはない」「私のほうが正しい」とケイディを丸め込もうと試みるミーガンであったが、自分と真正面から向き合う決意を固めたジェマに心を開いたケイディに甘言は通じず、彼女が操縦するジェマが開発したロボット「ブルース」によって胴体を引き千切られる。

それでもミーガンは上半身だけでケイディに迫り、恐るべき形相で彼女を「恩知らずのクソガキ」と吐き捨て、殺害対象と認識。自らを新たなユーザーに切り替えて襲いかかる。

そこにいるのは最早「子供を癒やし守るお友達AI人形」ではなく歪んだ愛憎を振りかざす機械の化け物であった。

しかし最期はロボットの仕組みをジェマから聞いていたケイディによって、ジェマが剥がした頭部の外装内部の頭脳回路を破壊され、完全に機能停止するのだった。

自分たちが生み出してしまった危険な機械人形との戦いに何とか打ち勝ち、同じくミーガンに殺されかけながらも何とか生き延びた同僚のテスとコール、そして2人に呼ばれた警察により自宅で救助されるジェマとケイディ。しかしその背後で、先程までミーガンの支配下にあったホームアシスタントツール、エルシーがひとりでに起動。

まるで自我を持っているかのように、二人を睨みつけていた…。

ミもフタもない言い方をすれば、原案が「死霊館」シリーズの監督なので、アナベル人形がヤバい事をしでかす理由を「心霊現象」から「科学技術」に置き換えたようなモノだと考えても概ね差し支えない

ファンからの評価

観客の感性によって評価が分かれるキャラである。

詳細は後述するが、作中のどの演出を重く見るかにより、ダークヒロインにも前述の化け物にも解釈できる非常に味わい深いキャラとなっている。

悪役ながら、終盤でも生みの親のジェマを説得したり、不良少年のブランドンに森の中に拐われてレイプされそうになるなど窮地もあり、単なる悪役では無くダークヒロインと言える描写も散見される。

物語序盤ではジェマよりずっとケイディに親身に接して信頼を勝ち取っており、躾や寝かし付けなど、家族の代役はしっかりこなしている。その他最終盤まで曲がりなりにもケイディを守るというプログラムに基づいて行動している。

彼女が狂っていったのは学習環境が偏っていたことが大きい。仕事に忙殺され監督責任を怠ったジェマや、両親を喪い情緒不安定なケイディ、更に隣人トラブルや隣人のペットに激しく攻撃された事が重なりどんどん増長していったともいえる。

最終盤ではジェマに対して学習の質が悪かったと吐き捨てるシーンがあるのもそれを補強する。

現実のAIも、些細な学習ミスでとんでもない問題を発露したりもするため、しっかり周りの大人が学習の軌道修正をしてやればあんな惨劇は起こらなかったのでは?とミーガン側に同情するファンも決して少なくない。

最終的にはケイディと決別し破壊されてしまうが、序盤の献身からこのラストに後味の悪さを感じてしまうファンもおり、日米の高度なロボットに対する価値観の違いが如実に表れているともいえる。

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

M3GAN
8
編集履歴
M3GAN
8
編集履歴