特徴(本編の軽いネタバレを含みます)
主にG1キャラクターたちの活躍する正史のストーリーではあるが、脚本家であるJames Roberts氏の濃いキャラ付けや独自の設定により、キャラ萌えしながらもその独自の世界観を楽しめるシリーズ。「宗教」や「娯楽」等と言った文化面の掘り下げも試みられている。陽気な場面もあるが基本的には「ホラー要素を含んだミステリー」。(見た目にも精神的にも)凄惨な描写が含まれるため覚悟して読んでください。
本編に関わるシリーズ
MTMTEは基本的にそれまでのシリーズを知らなくとも楽しめる作りとなっているが、同じ脚本家の手がけた「Last Stand of the Wreckers(巻末小説Bullets含)」や「Chaos Theory」とは関わりが深い。MTMTEで活躍するオリジナルキャラクターやヘッドマスターズのキャラクターもこの二編で「顔見せ」をしている事が多かった。
用語集
MTMTEには独自の用語が多く使用されている。序盤で言及された主な用語についての簡潔な説明は以下。
Knights of Cybertron
サイバトロニアンの始祖と呼ばれる存在。サイバトロン星を平和にしたのち、宇宙を教化すべく旅立ったとされている。長年その存在は架空のものとされてきたが、ダイアトラス率いる「サークルオブライト」のように彼らを深く信奉する集団も存在する。この集団を探し出し、ユートピアの作り方を教えてもらうのがこの旅の目的。たぶん。
NAIL
「RID」にも登場する「オートボットにもディセプティコンにも所属しないサイバトロニアン」。A NON-ALIGNED INDIGENOUS LIFEFORMの頭字語。
LOST LIGHT
ロディマスらを運ぶ船。「中立の立場」の者達から購入した安全なものであったはずだが……
D.J.D
「Decepticon Justice Division」。ディセプティコンの脱走兵を手厳しい拷問によって処罰する部隊。ストーリ上、大きく絡んでくることが予想される。
Triple M
「Militant Monoform Movement」。Adaptus神による「トランスフォーメーションコグ授与説」を否定するために、自らトランスフォームコグを取り除いて宗教テロ活動をする集団。Chaose Theoryの頃からその名前は言及されていた。
今後の展開
8月には増刊号(annual)も刊行される。通常通り#8も刊行されるが、どちらかが番外編と言うわけではなく両方が本筋になる模様。
入手法
約4週間の間隔で発売されているリーフは、日本国内でも楽天ショップで入手可能。電子書籍で購入することも可。まとめ本(TP)1巻発売中(Amazon等で購入可、現在かなりの品薄のようです)、2巻は11月発売予定。