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船頭多くして船山に登るの編集履歴

2023-10-16 10:10:32 バージョン

船頭多くして船山に登る

せんどうおおくしてふねやまやまにのぼる

日本のことわざのひとつ。 指揮者が多すぎると見当違いな結果を招くとこと。

船頭多くして船山に登るとは、日本ことわざの一つである。


概説

より正確には「船頭多くして船山に上る」と書くが、現在はどちらでも問題ない。

「船頭多くして船動かず」ともいう。


指揮者が多すぎて、見当違いな方向に向かったり、何も決まらない状態】を指す。「リーダーは一人で十分」という教訓を意味している。

一般的な組織ではあらかじめリーダーが決められているためこのような状況になりにくいが、そうでない場合はこのような状況になってしまう恐れがある。


船頭とは平たくいえば日本の古語で船長のことであり、船頭の支持の元、船の補修や舵取り、航海計画の立案を為し、船の運航を取り仕切っていた。

この船頭は時として複数人いる場合もあるが、ほとんど1人か2人が限度である。


例えば、船頭が3人乗る船があった場合、それぞれの船頭がバラバラな方向に船を進めようとすると、船員はどの船頭の指示に従えば良いかわからず、現場は混乱するばかりとなる。

船頭それぞれが自らの指示を正当と推し進めてしまえば、それこそ船員は益々混乱して船の操縦を誤り、終いには船で行けるはずもない山にたどり着いてしまう。指揮者というものは一人で十分。たくさんいてもかえって困るという比喩である。


よくある誤解

「それぞれの思惑が異なり思うように進まない」という意味のことわざではない。あくまでもひとつの組織内でリーダーが決まっていない場合の話となる。

「みんなで力を合わせればすごいことができる」でもない。確かに船が山を登ったら便利だが。


英訳

Too many captains will steer the ship up a mountain.

Too many cooks spoil the broth.(コックが多すぎるとスープが出来損なう


関連タグ

ことわざ

会議は踊る

脳内会議

ロックス海賊団:判明しているメンバーだけでも船長レベルの人間がほとんどである。

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