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船頭多くして船山に登る

せんどうおおくしてふねやまやまにのぼる

日本のことわざのひとつ。 指揮者や立案者を無暗に増やした結果、見当違いな結果を招くとこと。
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船頭多くして船山に登るとは、日本ことわざの一つである。

概説

より正確には「船頭多くして船山に上る」と書くが、現在はどちらでも問題ない。
「船頭多くして船動かず」ともいう。

指揮者・立案者が多すぎて、見当違いな方向に向かったり、何も決まらない状態】を指す。

船頭とは平たくいえば日本の古語で船長のことであり、船頭の支持の元、船の補修や舵取り、航海計画の立案を為し、船の運航を取り仕切っていた。
この船頭は時として複数人いる場合もあるが、ほとんど1人か2人が限度である。

例えば、船頭が3人乗る船があった場合、Aが航路1を指示し、Bが航路2を指定し、Cが航路3を選択すると、船員はどの船頭の指示に従えば良いかわからず、現場は混乱するばかりとなる。
船頭それぞれが自らの指示を正当と推し進めてしまえば、それこそ船員は益々混乱して船の操縦を誤り、終いには船で行けるはずもない山にたどり着いてしまう――という比喩である。

対義語は「三人寄れば文殊の知恵」である。

一例

ウィーン会議
ナポレオン台頭後の戦後処理を巡る会議のはずだったが、各国が主義主張を譲らず会議の掌握に乗り出した結果、会議は踊る、されど進まず」と風刺される結果に。

大日本帝国軍
いわゆる陸軍としては海軍の提案に反対である状態。
戦後、太平洋戦争史を省みた総括の一つに「陸軍と海軍が喧嘩してその余力で連合軍と戦った」と謂われるくらい、常に互いの政治的な勢力図の拡大と牽制に注力し続け、肝心な転機で判断を逸してズルズルと戦争を続けていく羽目になった。
現場単位での陸海の軋轢はほとんどないレベルだったことを考えると、本当に船頭ばかりが日本という船の航路を好き勝手に言い合っていたのがよくわかる……。

現代の日本
政府官僚、経済界の三派が、お互いの都合で日本という国を操作しようとするせいで、バブル崩壊以後、まったくというほど不況脱出の目途が立っていない。
ぶっちゃけ、日本の三権分立は「立法/司法/行政」ではなく、「政府/官僚/財界」と言いたくなるくらい、全員が日本の将来設計図を乱暴に描きなぐって、老後と名誉を追いかけているのが実情である。
2020年COVID-19による病禍で、この醜態が如実に露見してしてしまっている。

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ことわざ
会議は踊る
脳内会議

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