概要
舞台となる春風高校の生徒会長選挙でR・田中一郎と争い、得票数同数であったところをRの1票により当選、いーかげんな生徒会の改革に乗り出す。
部活のなかでも活動実績に疑問のあるものから予算を削減、そのなかでも特にいーかげんな校風を代表する光画部の粛正に尽力し、対抗勢力となる写真部を創設、修学旅行の卒業アルバムに写真部の写真を採用しようとしたが、鳥坂先輩の策略により光画部の写真を採用せざるをえない状況に置かれた。
…が、実態は仲良く遊んでいるのとあまり変わらなかったんじゃあという話もないではない。
ちなみに生徒会長立候補時、広報活動の一環として、「うる星やつら」のラムのコスプレをしている(これは原作者・高橋留美子氏のマルCをもらっている)。
強度の近眼。普段は裸眼だが、度の強い眼鏡を着用している。裸眼なのは、眼鏡姿の自分の姿が嫌いで、他者にもあまり見られたくないため。
光画部とのバレーボール対決では「よく見えてないので、ここにボールがあると思って、思いっきりブッ叩いている」と鰯水に解説されている。
人物
いわゆる、「高飛車なお嬢様キャラ」。非常にエキセントリックで、「おーっほっほっほ!」と高笑いする事が多い。また、登場時には「爆発とともにポーズを決める」という、特撮ヒーローを彷彿とさせる登場をする。
非情に強烈かつ、サディストの傾向もある性格。特に「他人の悪事を暴き立てること」に快感を感じており、それを公言もしている。
また、表面的には正論で理論武装するが、本音は単に負けん気が強い権力の権化。「心臓に毛が生えている」とも言われている。
愛読書は、アドルフ・ヒトラーの『我が闘争』。
なお、鰯水の事は憎からず想っている様子だが、本人の性格ゆえ素直に好意を表せていない(バレンタイン時には大きなチョコを贈っているが、表面に大きく『義理チョコ』と書かれており、鰯水は反応に困っていた)。
経歴
初登場時には新聞部。生徒会長に着任してからは、その権力を用い、弱小部活を締め付けて春高を支配……しているつもりだったが、毎回鳥坂先輩およびあ~るにしてやられている。うまくいったのは光画部の部費予算を五万円から五千円にした程度で、他はことごとくが「試合に勝って勝負に負けた」といった結果に終わっている。
そのため、結果的に「任期中は光画部に遊ばれて、取り潰すどころか一度も勝てないまま退任する」という結果に。
また、自身の後任候補が名乗り出ず、乱心して任期延長を言い出した後、土木研究会の島崎を(夜中に校舎内の破損部分を、無断とはいえ修復していた事から)自ら次期生徒会長に選任した(この時点では、島崎が鳥坂の子分とは知らなかった)。
退任後も生徒会に呼ばれもしないのに顔を出して、執行部の手ぬるさを批判。しかし島崎にかばいだてられる屈辱を味わう。そのため、苗場をはじめとする現執行部からは「お姑」と揶揄される。
OVA(時系列的には、マンガの後日談)では「東京駅発~熱海・伊東~豊橋経由伊那市駅までのスタンプを全て集め成功したら旅費がタダになる」というプランを、西園寺グループとして出しており、光画部をそれに参加させようと目論んだ。
これには「参加させた後に失敗させ、旅費を払わせる事で、生徒会就任時の屈辱を晴らす」という魂胆があった。また、組んだプランも「普通ならばかろうじて回る事が可能」なスケジュールだったが、これは「どうせ光画部ならばあちこち寄り道して、まともに回るわけがない」と予測したため。
実際、この目論見通り、光画部はJR飯田線田切駅で(必要も無いのに)降りたため、間に合わないと思われた。しかし、あ~るの轟天号が、JR飯田線田切駅から伊那市駅までの約17㎞を1時間で疾走したために、時間ギリギリで間に合ってしまう。
そのスタンプを、目前に鳥坂に見せられ得意気にされ、またも屈辱を味わってしまうのだった。
関連タグ
西園寺えりか:妹で光画部員。
川村万梨阿:イメージアルバム・アニメ版CV。原作者の友人で本キャラのモデルでもある。そして彼女曰くこの役をやったせいで「普通の女性役が来なくなったじゃないですか!!」と文句を告げたことも(某金持ちお嬢様役をやったあの声優と同じ羽目に…)