直江兼竜
なおえかねたつ
赤刀一位は無敵の英雄。それが俺の誇りなのだ。
人物
容姿
150㎝と小柄で冴えない風貌。15歳位の女子に近い体型。髪色は上杉武士団特有の紫。事務作業の際は着物を着込み前髪で目元が見えない。戦闘時には着物を脱ぎ捨て中に着た戦闘服となる。
左目、左腕、左胸から胴にかけての三ヶ所程に刺青(龍紋)がある。これは竜臣が受けた傷の罪滅ぼしとして自ら彫っている。が、犬川静六との戦闘時に切り裂かれ、以降龍紋の上に傷が残っている。
内面
部下達からは尊敬され人望があり、主君・上杉竜臣からの信頼も厚い。
そして忠誠心が重い。かなり。
平時は勘定方として有休を取ると異常事態とされるレベルで仕事漬けの日々を送っている。
戦場にも書類仕事を持ち込んでおり、本分は槍働きではなく勘定方だと言い切っている。
脱税や隊列を乱す行為に厳しく、また乱雑に現れる小鬼に怒りを露にするなど性格は極めてキッチリしており神経質。
倹約家で、「財など俺が貯め込むよりも…ここ(地価が安いという理由で高所に建てた屋敷のこと)から見渡す民たちを潤す方がずっといい…」などとも発言しており、民を深く愛する様子が見受けられる。
竜臣とともに高所から町を眺めることが数少ない娯楽。だが武士の高所居座り禁止法令が出されかけた時には名残惜しさで号泣していた。
だがその細かすぎる性格や倹約故にみすぼらしい屋敷などから妻には7回逃げられている。しかし上杉武士団創立当初からの名家である直江家を自らの代で終わらせることは出来ないと考えており(史実の直江家は江戸最初期に断絶している)、妻探しに熱心。余談だが、家紋は明言されていないもののモデルや漫画のコマを見る限り「三つ盛亀甲に三葉」であろう。
赤刀武士らしく好戦的で、特に武田尚虎に対して「余所者のくせに身内ヅラをしているところが気に食わない」と敵対心を抱いている(ただし公私はキッチリ分けるようで八岐大蛇退治の際には援軍に謝辞を述べた)。
酒好きで泣き上戸。酔うと記憶が消滅するタイプ。
宇佐美黒子、柿崎景悟とは幼馴染みにして「三匹の竜」同士。互いに強い信頼関係で結び付いている。
部下にして副官の甘粕政紀のことは信頼し、彼からも尊敬されてはいる。が、曖昧な記録を取ろうとしたとき等よく叱っている。
能力
勘定方筆頭であり優秀な官吏。尚虎の顔を立てることを進言するなど政治センスもある。
戦闘においては「上杉武士団最強」とされ「強さ」によって味方を鼓舞し勇気を与えることが出来る。
鬼鉄刀は龍鎖裂陣刀。巨大な刀であり、刀気の鎖を出すこともできる。チェーンソーのように持つ。
刀気の出力が凄まじく強く、その力に耐え得る巨大な龍鎖裂陣刀に出会うまではよく鬼鉄刀を駄目にしていた。
戦闘スタイルは、脳筋。よく力業を用いる。