遠い国からやってきました
概要
調停者はじょるじん(暗黒童話P)のダークなVOCALOID曲の中に登場する存在。
具体的にはハッピーヒロインスナイパー、ハッピーヒーローマシンガン、ハッピーアニマルロケットランチャーといった風に「ハッピー〇〇△△(銃器名)」というタイトルになっている。またハッピーヒロインスナイパーの過去編として調停者エピソード0がある。
「幸福」とはそれを享受する本人の意思とは関係なく、ごく身近にそれと同様、或いはそれ以上の不幸を生み出す。世界はそういったアルゴリズムでできている。
つまり、おとぎ話のような完全無欠のハッピーエンドは億万不幸の上ではじめて成り立つ。
では発想を転がして、完全無欠のハッピーエンドを排除してしまえば、億万の不幸もまたなくなるのではないか。
という考えに基づき、「幸せの平均化」のために一定以上の幸せを得た者達を殺害しエンディングを変える事を生業としている。
組織形態は普通に会社で、「支配人」が「調停者」達をスカウトしまとめあげ、依頼を任せている。
- ヒロイン課…幸せになったヒロイン(女主人公)を抹殺する
- ヒーロー課…幸せになったヒーロー(男主人公)を抹殺する
- アニマル課…動物の範疇を逸脱して人語を話したり道具を使った動物キャラクターを抹殺する
といった部署に分かれている。
登場人物
調停者達は人間をやめており、各々が銃器を使用しておりそれにちなんだ名前がある。また何かしら思い出したくないほどの過去を背負ってもいるらしい。
ジャック・スナイパー
ヒロイン課を担当する男性。通称J。
ハッピーヒロインスナイパーが初出。口の生えた帽子にマフラーと黒いコートを着ており、自身の口はチャック状になっている。
様々な童話のヒロインを狙撃して回っている。丁寧な態度だがヒロインを「キチガイ女」「手足の生えた醜いタンパク質」と悪辣な呼び方をしている。美女と野獣でローズと任務がダブルブッキングした。
調停者になる条件は「記憶の抹消」。何をどうして消したのかは調停者エピソード0で語られる。
ローズ・マシンガン
ヒーロー課を担当する女性。
ハッピーヒーローマシンガンが初出。唇の生えた帽子にやたら布面積の少ない姿で、口は裂けているのを糸で縫い留めてあるらしい。
様々な童話のヒーローを2丁のマシンガンでハチの巣にしている。平然と片手でマシンガンを操作(しかも一気に両手2丁)していたりジャックを片腕で持ち上げるなどかなり膂力がある。酒と煙草を嗜んでおり、その堂々とした態度からか後輩にお姉様と呼ばれている。美女と野獣でジャックと任務がダブルブッキングした。
リーデル・ランチャー
アニマル課の片割れである少女。
ハッピーアニマルロケットランチャーが初出。灰色の肌に目玉の装飾がついたヘアゴムでツインテールにしている若者らしい見た目の子。エルフ耳なのか耳が大きい。
いわゆるZ世代で一番後輩の立場なメルヘンキラキラ少女。ジャックを推しており化粧など自分磨きにぬかりはない(その代わり有給を使いまくった)。目標「らへん」を狙えば大体あたるロケットランチャーを愛用している。支配人の頭を悩ませる自由な新人。
イーグル・ランチャー
アニマル課の片割れである少年。
ハッピーアニマルロケットランチャーが初出。灰色の肌に目玉の装飾がついた帽子を被る若者らしい見た目の子。エルフ耳なのか耳が大きい。
いわゆるZ世代でリーデル同様に後輩なナルシストアンニュイ少年。ローズに絡み酒などで振り回されているらしいがそれ以外ではさっさと仕事を終わらせアフターデートに走っている。ジャックの事になると大暴走するリーデルにも振り回されている。支配人の頭を悩ませる自由な新人。