「もう、ちゃんと反省してるのかしら?」
人物
アーリャの姉で、征嶺学園高等部2年生。生徒会書記。
愛称は「マーシャ」。「学園の聖母(マドンナ)」の異名を持つ。
重度のシスコンで、アーリャからはちょっと苦手意識を持たれている。
「さーくん」という恋人がいるらしく、首にかけているペンダントにはその相手の写真が入っている。マーシャ本人曰く「初恋の人でもある」とのこと。
告白された際は、恋人の「さーくん」を理由に毎回相手を撃沈させている。
クール系美少女の妹とは違い、誰に対してもフレンドリーな母性の塊。その気になれば溢れる母性の暴力で、他者を一時的に幼児退行させることができる(?)
面倒見がいい反面、とてつもなく天然で自由人なため、政近をはじめとする生徒会の面々はいつも振り回されている。
ネタバレ
(小説5巻からの内容になります、ご注意ください)
「私ね、アーリャちゃんと競いたくないの」
マーシャの初恋の相手「さーくん」の正体は、幼少期の政近である。
(まさちかで「さーくん」)
ちなみに、さーくんが恋人であるというのはマーシャが男避けのために用いる嘘。実際は片思い(当時の政近もマーシャのことが好きだったため、実際には両片思いになるが)
出会いは幼少期、マーシャがクラスメイトにいじめられて泣いているところに政近がロシア語で話しかけてきたことだった。
そこで政近からもらったくまのぬいぐるみを「サムイル三世」と名付け、今でも宝物のように大事にしている。
その後も何度も政近と遊んでいたが、マーシャがロシアに帰ってしまうことになり、二人は離れ離れに。そして政近は、別れ際の「もうお別れ」の言葉を「捨てられた」と勘違いして、記憶に蓋をすることにした。
その後、マーシャは再び日本に戻って征嶺学園の生徒会に入り、そこで政近と再会。
政近のことは名前から「もしかして?」と思い始め、その後どんどん確信していく。
しかし、アーリャと政近の仲が良いことを知っているため「アーリャと競いたくない」という想いと政近への恋心で葛藤している。