概要
先進国と比較して経済、技術、インフラで後れを取り、まだ充分に発展していない国。
どのような国を発展途上国と認めるのかの明確な線引きはないが、OECDが発表するODA受け取りリスト(通称DACリスト)に掲載されている国を発展途上国とすることが多い。
国民一人あたり所得水準(GNI)によって、後発開発途上国(LDC:Least Developed Country)、低所得国、低中所得国、高中所得国に分けられる。
21世紀に入ってから、いくつかの国がLDCや低所得国から卒業し、低中所得国、高中所得国に移行を果たしている(新興国)。21世紀初めには低所得国から低中所得国になったばかりだった中華人民共和国は、現在は後高中所得国の段階に入り、先進国入りをうかがっている段階である。