書籍の概要
著者:止流うず
イラスト
人々は目を覚ました―。そこは、なにもないただ巨大な空間。周囲に満ちる混乱、漂う剣呑な雰囲気。やがて「声」が響く。「神聖機械帝国」を名乗るそれは語る。かつてこの世界を支配していた「魔王」の存在。そして、世界を救った「勇者」の誕生と死。「声」は人々に命令を下す。「勇者」亡きいま、魔王軍の残党が潜む「覇王の塔」を攻略せよ、と。「神聖機械帝国」「魔王」そして「勇者」―。わけもわからぬキーワードにただ戸惑うばかりの人類。しかし、ごく少数、その状況を見極め、生き残りの道を探る者達がいた。そのうちの一人、連理貴久。彼の脳裏に浮かぶ、かつての光景―。連理とは何者か?人類召喚の真の目的とは?入り乱れるそれぞれの思惑。知力と武力の激突。異色の超スケール知略ファンタジー開幕。第4回アルファポリス小説大賞大賞受賞作。
(「BOOKition of the wand of the ruler 4 -』
http://ncode.syosetu.com/n5348v/
『アルファポリスの本:新世界†英傑殺し』
http://www.alphapolis.co.jp/index_books_list.php?ebook_id=1042909
忙しい人のため
確かに、『小説家になろう』に掲載されている本作の掲載・更新日時を見ると、2011年8月から連載を開始し、そこから瞬く間にランキングを駆け上がり、僅か数ヶ月で書籍化に至ったかのように見えるのだが、実際のところ本作は過去に著者が執筆した同名の作品をリライトして再投稿したものである。
それ以前から自身のブログや小説投稿サイトには作品は掲載されており、またアルファポリスのバナーも貼られていた。このバナー経由で加算されるポイント数が高ポイントに達することによっても書籍化の可能性があるのだが、長期間その状態で放置されていたところから、以前の段階では書籍化されるような人気作ではなかった、と言わざるを得ないだろう。
それが、同じ作品を手直しして再投稿したら瞬く間に大賞(補欠)を受賞し書籍化に至ったという奇跡ッッ!!
なぜこのような不可思議な経緯や状況が発生したのか。それについて知るためには、著者である止流うず先生(以下、心からの愛を込め「うずてんてー」と呼称する)が辿った歴史を知らねばならない。遠回りな話に思えるであろうが、どうかお付き合い頂きたい。
作者の人格
書籍化へ至る先を掲載するべきだが、てんてーは本作の書籍化が決定された時点で、過去の活動報告やブログ、自身が管理する掲示板のログを全て消去してしまっているので提示できない。心からお詫び申し上げる次第である)
この自信が確信へと変わった決定的な契機としては(筆者の推測が多分に含まれるが)、『シーカー』の書籍化と、その『シーカー』が発売後増刷を重ねて3万部発行に至ったという事実であろう。
この『シーカー』の書籍化による「あの程度の作品が商業で通用するなら俺だって」という感情は、何もうずてんてー一人に限った話ではなく、2011年当時多くのワナビを「シーカーショック」とも言うべき心境に導いている。この「シーカーショック」によって、自身もウェブ小説書籍化の波に乗るべく作品の投稿に励む者が続出することとなったのだ。
そのタイミングと重なる時期に開催されたのが『第4回アルファポリス小説大賞』である。こうした歴史的背景から見ると、『第4回アルファポリス小説大賞』についていろいろなものが見えてくるのではないだろうか?
そして、「シーカーショック」によって発生した歴史のターニングポイントとも言うべき『第4回アルファポリス小説大賞』で大賞(補欠)を受賞したうずてんてーは、「シーカーショック」が巻き起こしたウェブ小説のムーブメントに乗り、いち早く成功を収めた一人と評することができるだろう。
(「ようである」という曖昧な言い方から察して頂きたいが、誠にお恥ずかしいことながら、筆者は信者歴が浅いため、この頃に何があったのかをリアルタイムで見ておらず、具体的なことを知らない。過去の記述を検索し調べていった結果発見できた『理想郷』住人の方々の発言などの断片的な資料から、人々の憎悪を買うような行為を繰り返していたと推察できるので、このように書いた。当時を詳しく知る方がもしおられたならば、記述を補足して頂きたい)
この時、うずてんてーはやる夫スレに活動の場を移すことに対して、「やる夫が好きだからやる」という主旨の発言をしている。(この発言は後々非常に重要な伏線なので、是非記憶して頂きたい)
また、執
結局、最終的には、人気と賞賛を得るにつれて自我を肥大化させ、生来の傲慢さを増長させた結果、読者をディスりだした挙句に逆ギレして打ち切りエンド、という毎度の結末を迎えてしまう。
>参加すんな
>QBは真面目な奴三人ぐらいいればスレできっから
>
>つか、gdる連中と議論すんな。
ラルの崩壊っぷりや自身の発言や行動の危険性や酷さに全く自覚が無い有り様に、絶句するしかない。
幸いなことに、板の管理者が即座に気付きスレを凍結し証拠保全に努め(この凍結処置のため、現時点でも該当スレが散逸することなく参照できる)、警察に相談、関係者を追放処分とするなど、迅速な対処を行ったため、大事にならずには済んだ。
さて、該当スレや、その過去スレや関連スレのログを参照して頂ければ判るが、この「割れボス事件」の当事者でとりからこの事件以前にも日常的に違法なファイル交換が行われており、この事件では無関係であったとしても過去再三行われていたであろうやりとりについては不明なこと、「割れボス事件」当時やる夫スレでは彼らへのバッシングが最高潮に高まったが、うずてんてーは彼らを擁護し批判者を批判するような言動を行っていたことなた板に引きこもるしかなくなったうずてんてーと、そうした苦難を乗り越えてもなお強い信仰を保ち続ける信者達を、聖地を喪失し流浪の定めを強いられたユダヤの民になぞらえて想うのは、当時の筆者の偽らざる心境ではあるのだが、読者諸賢にはいささか感傷や自己陶酔が過ぎるであろうか?
作品を発表し、称賛と信仰を集めることが適わなくなったうずてんてーにとっては苦難の時ではあったが、我々熱心な信者にとって本作の書籍化および商業作家デビューを目指して邁進することとなった。
ここでようやく話が冒頭に戻る。読者諸賢においては、このような長話に付き合い続けていい加減消耗しておられるであろうが、今しばしのお付き合いを重ねてお願いしたい。
小説をただ好きなように書き続けた結果、それが評価されてやがては編集者の目に留まり、書籍化の運びとなる――『魔法科高校の劣等生』が達成してみせたこの「なろうドリーム」とも言うべき筋書きは、夢にこそ満ち溢れているが現実峰透と、彼が漫画制作において取った手法である。
簡単に解説すると、七峰はネット上で漫画に関して優れた見識を持つ者を募り組織化し、彼らにネームや作画に関して意見を述べさせるなど、多人数の共同作業によってクオリティの高い漫画作品を作り上げる、という戦略でもって少年ジャンプ誌上に殴りこみをかけるのである。詳しくは『バクマン』14巻を参照して頂きたい。
筆者はうずてんてーの取ったこの手法を『バクマン』の七峰透にちなんで「ナナミネシステム」と命名した。以後、本項でもそのように呼称する。
さて、うずてんてーが構築した「ナナミネシステム」の参加者であるが、これは掲示板上でメールによる公募と抽選が行われた。筆者も当然、「ナナミネシステム」の一員として参加すべくメールを送らせて頂いた。
なお、これらの「ナナミネシステム」構築過程や、その後行われた校正作業については、当然のことながら部外秘であるため、大変遺憾ながらここで詳細を記述することはできない。本項では、あくまで公にされている(されていた)部分についてのみ記述することとなるが、どうかご容赦願いたい。
公開情報からでれはうずてんてーの必勝戦略に基づくものである。
「毎日更新」は、インターネット黎明期における個人ホームページ(もはや死語である)の時代から、アクセス数を稼ぐ上で最もびとなったのだ――と、筆者的には文章を結びたいのであるが、残念ながら途中で勢いが失速、最終的に『オレが異世界で獣とランペイジ』にトップの座を奪われ、大賞(補欠)受賞の運びとなってしまったのであった。
筆者も投票活動には全力を尽したつもりではあったのだが、残念ながらこの結果に対しては努力不足であったと自己評価せざるを得ない。この結果を真摯に受け止め反省し、今後の糧として活かしていきたいものである。
最後に、これら一連
そして
大阪屋 集計期間 : 2012年4月9日 ~ 2012年4月15日
--- 413 140 --- 新世界英傑殺し 止流 うず
--- 319 58 471 町民C、勇者様に拉致される つくえ
456 of the wand of the ruler 4 -』から『新世界†英傑殺し』と変更されたことについては総じて不評のようである。
『†』の1文字で略記でき、なおかつその1文字で判別できるという点で、非常に斬新かつ個性的で、優れたタイトルであると筆者は思うのだが。
そうした下々の者達の意見に対し、天上人であらせられるプロ作家・うずてんてーはこう仰られた。
>そういえば、
>提示できるソースというのは全くない。
イラスト
また、書籍化に伴い描き起こされたイラストについても、タイトルの変更同様に不評が飛び交っている。そちらに関しても、すでに引用したツイートの内容を見ての通り、うずてんてーは全力で丸投げである。これもまた、我々凡愚には計り知れないうずてんてーの深遠にして壮大なる知ry(略)
イラストの不評に関して補足するならば、「消去法的な落とし所、手頃な叩き所として槍玉に挙げられている」というのが、適切な状況分析と言えるだろう。
うずてんてーは天才である。そのうずてんてーが書いた『†』は不朽の名作である。もし何か間違いがあるとするならば、それはうずてんてー以
書泉×アルファポリス コラボフェア
http://www.shosen.co.jp/fair/fair_shosen_120731.html
英傑は?
そんなこと聞くなんてあなたは無慈悲な人だな。
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