ゲーム
東方ロストワード(以下ロスワ)とは、スマートフォンやタブレットで遊べる東方Projectの二次創作のゲームである。正式表記は「東方LostWord」。ゲームのシステムの特徴として、ターン制、コマンド制のRPGである。SNSには#東方ロストワードや#東方LWや#東方Projectに投稿されている。
2020年4月30日から商業ソーシャルゲームとして登場した東方二次創作ゲームのひとつ。これらの商業ゲームの多くは東方シリーズの原作者であるZUN氏が主宰するサークル・上海アリス幻樂団から公認を受けている(ただし東方Projectの一部というわけではなく、あくまで公認二次創作という扱いが徹底されている)。ちなみに、東方Projectの二次創作ガイドラインでは、企業による営利活動は許可がなければ不可能。個別に上海アリス幻樂団から許可を得た商業ゲームが「公認」二次創作となるのである。
現在では当ゲームと東方キャノンボールを皮切りに、公認二次創作ゲームが多数登場している。当時では異例のテレビCMの放映も行われるなど、東方二次創作に商業という新しい風を吹かせた作品である。
特徴としては、1人のキャラクターにつき3人の声優がついており、自身の好みに合った声優を選択できる点が第一に挙げられる。多数の声優が参加しており、人気声優の登板も複数存在する。音楽方面にも力を入れており、名の知れた音楽家・サークルが多数参加しているほか、MVProjectではオンボーカルの楽曲のプロデュースも行なっている。
設定面では、オリジナル設定を持つ並行世界の東方キャラクターが多数いる一方、イベント等で登場するベーシックなキャラクターたちは原作や二次創作を広く取り入れた造形がされておりファンから高評価を得ている。
開発制作はNextNinjaが行い、配信はねんどろいどでおなじみのグッドスマイルカンパニーが行っている。
ちなみに「ロストワード」とは「失われた言葉」を意味する。「東方ロストワールド」ではないので注意。
主人公の性別は女性で統一されており、選択の余地はない。年齢もゲームに出てくる少女たちと同じく、17歳前後と思われる。
〜〜卿
上記の東方ロストワードの特別なストーリーには孔雀卿の他にも様々な〜〜卿が登場している。
現在名前が出ているのは
・運命を操る某吸血鬼に似た紅魔卿
・その妹らしき孔雀卿
・某巫女らしき夢想卿
・某魔法使いに似た流星卿
・某門番に似た天元卿
・某メイドに似た時空卿
・神託卿
・忘我卿
・夢色卿
の計9人である。
ロスワでは、キャラクターによって存在している世界線に区分できる(L1世界線の霊夢、A6世界線の霊夢、など)が、卿の字がつく彼女たちは、2024-3月現在では判明していない。(推測ではあるがL80霊夢やL80美鈴が夢想卿・天元卿となった者の記憶を見たということからL世界線が大きく関わっているのかもしれない)
さらに、彼女らは自身の能力を最大解釈している、ということが時空卿のセリフから読み取れる。
卿を名乗る彼女らはロストワード異変を引き起こした黒幕達として物語に大きく関わっている。
孔雀卿
原作キャラが記憶を失った、という設定の世界線である「L80世界線」のキャラクターの中の「フランドール」についての記憶探索(戦闘)のストーリーにて紅魔卿と共に初登場、圧倒的な存在感を残して去っていった。
見た目は原作のフランドールに似ているものの服装は大きく異なり、黒と赤を基調とした衣服に黒い帽子を被っており、頭からは羊を思わせる巻き角が生えている。更に尻尾と思われるものが生えており、とても骨ばった見た目に、先端はレーヴァテインの形をしている。
性格面は、単刀直入にいうと「メスガキ」。ただし自身の能力、「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」を最大解釈している上に精神が不安定なので、分からせようとしてはいけない。
口調
一人称は「フラン」。他人を呼ぶときは「○○(名前や愛称)クマちゃん」と呼び、終始相手を煽るように発言する。しかし興奮したり精神が不安定になると口調が荒くなり、同じ単語を繰り返す
能力
詳細は今現在明かされていないが、時空卿の発言「自身の能力を最大解釈している」より、原作のフランドールの能力「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」を、デメリット無しで最大限使えるのではないかと考えられる。これなら相手を煽る喋り方も納得だ。
I’m Alright!の記憶遺跡でフランドールを吸収しようとしていたことからある異変で関わりを持った饕餮尤魔の能力を奪い、使いこなしてる可能性がある。
尤魔の能力は吸収した対象によって性格が変わるという事なので孔雀卿の精神が不安定なのもこれで説明がつく。