概要
調子が乗っている時に限って邪魔ばかりが入る事を示す言葉である。
つまり「好(ましい)事(が起こっているのに、邪)魔(が)多し」ということである。
四字熟語化して好事多魔とも言われる事がある。
また「魔(悪魔・災い)は良い(好ましい)事を好むので、より多く集ってくる」という解釈もある。
こうなると良い事は、のちのちには悪い事も呼び込むので、はじめから無い(望んだりしない)方がよいという考え方になる事もある。
実際のところ
「好(良)いことが起こっている」というのは、裏を返せば油断をしやすい状態にある、ということである。
油断をしていれば、それはもちろん本人が思いもしない部分から足を救われ、良いことは悪い方向へと転じていくので、この言葉はそれを戒める側面を持つ言葉でもある。