CV:井上麻里奈
概要
『絶対可憐チルドレン』の登場人物。
「黒い幽霊」の娘「ファントム・ドーター」ことユーリとして生まれ、後述の能力で多くのエスパーを洗脳し人間兵器に変えてきたが、中学生編にて「黒い幽霊」への反抗心や攻撃性が別人格「ファントム」として独立(この際元の人格は「ミラージュ」を名乗る)、チルドレンのブースト及び強制解放の解明と、明石薫を手中に収めることの2つを目的として家出同然で来日する。薫たちと中学生活を送るため、模擬人格「雲居悠理」を作り出して生徒として潜入する。
しかしこれら3人の他、歴史の変革を狙う「フェザー」が彼女の中に侵入、彼女の干渉によってパンドラに正体が発覚、兵部の手で学校祭で「ミラージュ」「ファントム」の人格を深層心理下に封印される。その後「黒い幽霊」としての辛い記憶を持たなかった「悠理」をベースに人格が統合されるに至り、「黒い幽霊」への反逆を決意し、「ファントム・トレイター」を名乗り抗争を開始するも、兄・ギリアムに捕らえられ洗脳されてしまう。しかし薫たちの奮闘により解放・救出され、「財団」に身を置くことになった。
高校生編では「財団」から日本に出向、「ザ・チルドレン」4人目のメンバー「幻惑の女教皇(ダズリング・ハイプリーステス)」として薫たちと共に活躍した。
人物
潜入時はドジっ子設定だったが、人格統合後その兆候は薄れている。
自分を闇から救い出してくれた薫への想いを募らせており、周囲からは百合を疑われているが「女の子が好きなんじゃなくて、薫ちゃんが好きなんです」と、あくまで薫という個人に惹かれていることを強調している。
能力
チルドレン同様の超度7を記録する、催眠能力者(ヒュプノ)かつ能力模倣能力者(エミュレイター)。
その催眠は生物を発狂死させるほどの幻覚を見せることすら可能とするレベルで、小学生編では能力によって潜在的エスパーの能力をより強力に覚醒させるとともに、自我を封じ込めて黒い幽霊の操り人形へと変えてしまうに至っていた。
能力模倣も強力であり、催眠支配したエスパーなら完全に、支配下に置いていなくてもある程度なら、周囲のエスパーの能力を自らのものであるかのように行使できる。