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雨月物語の編集履歴

2012-09-19 15:41:08 バージョン

雨月物語

うげつものがたり

江戸時代後期の短編の怪談物語。

概要

上田秋成によって書かれた5巻5冊に9篇の怪談物語をおさめた短編小説集。

明和5年(1768年)序、安永5年(1776年)刊。

タイトルは序文の「雨霽月朦朧之夜」(雨がやんで月がおぼろに見える夜)に由来する。


白峯(しらみね)

西行が讃岐国にある在俗時代の主崇徳院の陵墓、白峯陵に参拝したおり、崇徳上皇の亡霊と対面し、論争する。


菊花の約(きっかのちぎり)

親友との再会の約束を守るため、約束の日の夜、自刃した男が幽霊となって現れる。


浅茅が宿(あさぢがやど)

戦乱の世、一旗挙げるため妻と別れて故郷を立ち京に行った男が、7年後に幽霊となった妻と再会する。待つ妻との約束を守れなかった夫の物語。


夢応の鯉魚(むおうのりぎよ)

昏睡状態にある僧侶が夢の中で鯉になって泳ぎまわる。


仏法僧(ぶつぽうそう)

旅の親子が高野山で、怨霊となった豊臣秀次の一行の宴に遭い、怖い思いをする。


吉備津の釜(きびつのかま)

色好みの夫に浮気され、裏切られた妻が、夫を祟り殺す。本作で最も怖い物語。


蛇性の婬(じやせいのいん)

美青年が蛇の化身である女につきまとわれるが、最後は道成寺の僧侶に退治される。ストーカー女の物語。安珍清姫伝説を元にしたと思われる。


青頭巾(あをづきん)

子供の肉を食べて鬼となった僧侶を、旅の僧である快庵禅師が解脱へと導く。


貧福論(ひんぷくろん)

金を大事にする武士、岡左内の寝床に金銭の精が小人の翁となって現れ、金とそれを使う主人との関係を説く。



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江戸時代 怪談 古典

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