ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
上田秋成の著した怪異短編集。「読本」の代表的作品。

概要

江戸後期に上田秋成の著した五巻五冊の読本。明和五年(1768年)序、安永五年(1776年)刊。 中国白話小説日本古典文学を美事に消化した内容、流麗な和漢混淆文による自在な表現で、近世日本文学の代表作ともされる。

題名の由来は、序に「雨霽月朦朧之夜。窓下編成(雨の止んだ朧月夜に窓の下で編成した)」とある他、「牡丹灯話」からの引用や謡曲「雨月」等の諸説がある。

各話概略

白峯西行法師と崇徳院怨霊が王道について対話激論する話。

菊花の約:自刃して幽霊になってまで親友との約束を守った男の話。

浅茅が宿:京都まで出稼ぎに行った夫を幽霊になっても待ち続けた女の話。

夢応の鯉魚:夢にとなって自由に泳ぎまわった芸術家肌の僧侶の話。

仏法僧:ある親子が高野山豊臣秀次一行の怨霊に遭遇した話。

吉備津の釜:失踪した浮気性の夫が嫉妬深い妻のに惨殺される話。

蛇性の婬の化身に魅入られた青年が、彼女と対峙するまで成長する話。

青頭巾稚児への愛執からカニバリズムに耽るようになった僧侶を、快庵禅師が解脱に導く話。

貧福論:武士・岡左内の枕元に「黄金の精霊」が現れて経済原理について対話する話。

関連タグ

古典文学

概要

江戸後期に上田秋成の著した五巻五冊の読本。明和五年(1768年)序、安永五年(1776年)刊。 中国白話小説日本古典文学を美事に消化した内容、流麗な和漢混淆文による自在な表現で、近世日本文学の代表作ともされる。

題名の由来は、序に「雨霽月朦朧之夜。窓下編成(雨の止んだ朧月夜に窓の下で編成した)」とある他、「牡丹灯話」からの引用や謡曲「雨月」等の諸説がある。

各話概略

白峯西行法師と崇徳院怨霊が王道について対話激論する話。

菊花の約:自刃して幽霊になってまで親友との約束を守った男の話。

浅茅が宿:京都まで出稼ぎに行った夫を幽霊になっても待ち続けた女の話。

夢応の鯉魚:夢にとなって自由に泳ぎまわった芸術家肌の僧侶の話。

仏法僧:ある親子が高野山豊臣秀次一行の怨霊に遭遇した話。

吉備津の釜:失踪した浮気性の夫が嫉妬深い妻のに惨殺される話。

蛇性の婬の化身に魅入られた青年が、彼女と対峙するまで成長する話。

青頭巾稚児への愛執からカニバリズムに耽るようになった僧侶を、快庵禅師が解脱に導く話。

貧福論:武士・岡左内の枕元に「黄金の精霊」が現れて経済原理について対話する話。

関連タグ

古典文学

コメント

コメントはまだありません

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

  • 菊の花の咲くころに

    春雨の降るころに

    雨月物語・菊花の契りをベースにした魘夢くん(医者)と童磨さん(原作と同様の教祖)のお話です。二人が鬼ではなく普通の人間として生きていたら、という設定です。舞台は一応、大正から昭和にかけての日本ということになっておりますが、細かいところの設定をいまいち詰め切れていないので変なところもあるかもしれません、すみません。 以下はご挨拶になります↓ はじめまして、諒と申します。 今回、初めて二次創作を投稿させていただきます。ちゃんとした小説を書くこと自体が初めてでかなり悩みながら今も書いており、拙い作品ではありますが、少しでもお楽しみいただけたら嬉しいです。魘夢くんと童磨さんのカップリングが大好きで、この二人でいつか雨月物語をベースに何か書けたらいいなと思っていました。一応、シリーズものとしてちょっとずつ投稿していけたらと考えているのですが、まだ最後まで書き切れていないのでどれくらい続くかは未定です💦長い眼でお付き合い下さるとありがたいです。
  • 菊花の約(ちかい)

    雨月物語の菊花の約を伊庭歳でやってみました。 ※死にネタ注意
  • 旅行記

    讃岐・伊予リポート

    金毘羅さんと白峰御陵と芸予諸島のリポートです。金毘羅さんと白峰はばさら関係ないのでとばしてくださっても!
  • 菊の花の咲くころに

    桜の花の散るころに

    雨月物語・菊花の契りをベースにした魘夢くん(医者)と童磨さん(原作と同様の教祖)のお話の第2弾になります。今回は二人が夜桜を見に行くお話です。前回投稿した部分書いてるときも思ってたんですが、会話文って書くの難しいですね…。
  • 呪々草紙

    鬼退治

    古典文学をベースにしたパロディの第2作目は、私が大好きな『雨月物語』の「青頭巾」を原典とさせていただきました。 有名な作品なので、詳しい内容をご存じの方もおられるかも知れませんが、今回もかなり創作を加えておりますので、ご笑覧いただけますと幸いです。 ※パラフィリア(性的倒錯)、ネクロフィリア(死体愛好)的な表現が少し登場します。苦手な方はご注意ください。 ※両面宿儺は、地域によっては英雄視されている人物でもあります。お話のはじめの方に、そのポジティブな伝承を織り交ぜています。 ※2月3日は節分の日、そして私の愛する夏油傑くんのお誕生日でもあります。できれば傑のお話をアップしたかった。でも悟に花を持たせることができた(と思う)ので、多分傑も喜んでくれる・・・はず。
  • ふたたびの祈り

    このお話を、崇徳院と井浦新さんへ勝手に捧げます。返品不可。 8/1、若干手直ししました。

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

おすすめ記事

pixivコミック 週間ランキング

  1. 1

    漫画・キャラクター原案:九重ヤエ,原作:雪兎ざっく

    読む
  2. 2

    いくたはな

    読む
  3. 3

    原作:shiryu キャラクター原案:藤村ゆかこ 漫画:小山ジム

    読む

pixivision

カテゴリー