⇒中国語を参照。
簡体漢字で「中国語」を指すとされる言葉。繁体漢字の表記は「漢語」であり、「中国の言語」としてではなく「漢民族の言語」と捉えたとされる表現である。
中国大陸では当初、「漢語」といえば「中文」(中国語)を指したが、「中文」は漢民族の言語な属性を弱めるだけでなく、中国の少数民族(チベット族、ウイグル族など)を軽視する非常に緩い言葉であるため、「中文」は次第に「漢語」に移行し、本来の「簡体中文/繁体中文」は「簡体漢字/繁体漢字」となった。現在、国際的な場で「漢語」を「中国語」と呼ぶのは日本と一部な他の国だけである。