概要
チベット族はチベット高原一体に分布し、シナ・チベット語族のチベット語を用いる。
7世紀には、ソンツェン・ガンポがチベット高原を統一し、吐蕃帝国を樹立した。国王ソンツェン・ガンポの命によってインドに派遣されたよって作られたという伝承を持つ独自の表音文字(チベット文字)を持つ。
11世紀から12世紀にかけて、チベット族が徐々に形成され始めた。
中華人民共和国、ブータン、インド、ネパールなどに分布する。また、中国国内から移民して出国したチベット族とその子孫は20万人近く、つまり海外の「チベット人」だった。
総人口は706万人(2020年)に達し、チベット自治区には271.6万人、青海省には137.5万人、甘粛省には48万人、四川省には149.6万人、雲南省には14.2万人いると言われている。
宗教としては大多数が、8世紀に国教と定められたチベット仏教の信者であるが、近年では世俗化が進んでいる。
チベット族は月の質に基づいて日、月、年を計算する独自のカレンダーを使う。何世紀にもわたる開発の後、チベット暦は成熟したシステムになった。
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