概要
中華人民共和国は民族区域自治という少数民族政策を取っている、国民を漢民族と55の「少数民族」とに区分し、その民族ごとに集住地域を「区域自治」の領域として指定している。
自治区制度の為に少数民族の割合は中国国内でも地域ごとに大きく異なるが、中国の総人口の約1割弱が少数民族であり、中国の少数民族の総人口≒日本の総人口となる。
ある意味で、中国は多民族国家と言える。
また、中国朝鮮族や一部の満族などでは、主要民族である漢族のものと区別が付きづらい名前を名乗っている場合も有る。(例えば、清朝の皇族だった愛新覚羅氏の中には「金」姓を名乗っている人も少なくない)
ただし、中国残留日本人孤児などに由来する日系、香港、マカオの返還にともない中国の国民となった英国系やポルトガル系、宋代に西方から移住して開封に定着した「猶太」とよばれるユダヤ人は、少数民族として扱われない。
中国の少数民族
- アチャン族(阿昌族)
- 彝族(イ族)
- ウイグル族(维吾尔族)
- ウズベク族(烏孜別克族)⇒ウズベク人、ウズベキスタンに多数。
- エヴェンキ族(鄂温克族、オウンク族)
- オロチョン族(鄂倫春族)
- 回族(ホウェイ族、フェイ族)
- カザフ族(哈薩克族、ハザク族)⇒カザフ人、カザフスタンに多数。
- キルギス族(柯爾克孜族、クルグズ族)⇒キルギス人、キルギス共和国に多数。
- 高山族(カオシャン族)
- コーラオ族(仡佬族)
- サラール族(撒拉族)
- ジーヌオ族(基諾族)
- シェ族(畲族)
- シベ族(錫伯族、シベ族)
- ジン族(京族、越族、ベトナム族)⇒ベトナム人も参照。
- スイ族(水族)
- タジク族(塔吉克族)
- タタール族(塔塔爾族)
- タイ族(傣族、ダイ族)⇒タイ系、タイ人も参照。
- ダウール族(達斡爾族)
- チベット族(藏族)
- チャン族(羌族)
- 朝鮮族(朝鲜族)⇒朝鮮人も参照。
- チワン族(壮族)
- チンポー族(景頗族)
- トゥ族(土族)
- トゥチャ族(土家族)
- トーアン族(徳昂族、旧称パラウン族)
- トーロン族(独龍族)
- ドンシャン族(東郷族)
- トン族(侗族)
- ナシ族(納西族)
- ヌー族(怒族)
- ハニ族(哈尼族)
- バオアン族(保安族)
- プーラン族(布朗族)
- プイ族(布依族)
- プミ族(普米族)
- ペー族(白族)
- ホジェン族(赫哲族、ホーチォ族)
- マオナン族(毛南族)
- 満州族(满族)
- 苗族(ミャオ族)
- ムーラオ族(仫佬族)
- メンパ族(門巴族)
- モンゴル族(蒙古族)
- ヤオ族(瑶族)
- ユグル族(裕固族)
- ラフ族(拉祜族)
- 黎族(リー族)
- リス族(傈僳族)
- ローバ族(珞巴族)
- オロス族(俄羅斯族)⇒ロシア人、ロシア系中国人も参照。
- ワ族(佤族)
関連タグ
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