冲方丁による日本のライトノベル。イラストはキャラクターと特甲の原案を担当していた、島田フミカネ氏本人。
『オイレンシュピーゲル』『スプライトシュピーゲル』の続編にあたる。
上記二作の登場人物が互いに関わり合い、語られなかった物語の核に迫っていく、完成系にしてシリーズ完結作である。
同シリーズ特有のクランチ(バラバラ)文体はそのままに、オイレンシュピーゲルと同等かそれ以上に凄惨な描写が多く、更には社会問題、国際紛争など、ストーリーそのものが深い部分にまで踏み込んでいることが特徴。
また、ライトノベルにしては挿絵が少ないことも特徴で、第一巻は、カバーと見開きのカラーページ以外にはイラストが存在しなかった。
さらには、あまりにも登場人物が多いため、登場人物紹介に2ページ、舞台設定や専門用語の解説にも2ページ分が割かれている。こちらは実際に見て確認して欲しい。
現在、第一巻までが刊行されている。
冲方丁の最後のライトノベルと言われている。