プロフィール
※ゴールデンカノンを基準にして計測するとFカップになる
キャラクター概要
1年の終わりにやってきた季節外れの転校生。
周囲とは積極的に関わろうとせず、常に距離を置いている。そのためか、東京の学校で問題を起こして藤沢学園に転校してきたと噂されている。
遅刻早退は当たり前で深夜に徘徊して補導もされており、授業中は基本的に眠っている。
上述したように周囲との会話がほとんどないためクールな外見に見えるが、話してみると意外と感情豊か。
気分屋な性格でよく周りを振り回す。
主人公との距離感が異常に近く、それが誤解を生むこともしばしば。
秘密を抱えていると普段からよく言うが、それが何なのかは決して教えてくれない。
なぜかサブカル知識が豊富。
主人公との関係
主人公とは灯華が生活指導の先生に追われて文芸部室に逃げ込み、匿われたことがきっかけで知り合った。
ある日の深夜に灯華が男性とホテルに入る所を主人公が目撃し、ホテルの窓から飛び降りて怪我をしたところを手当してもらって以降、主人公と行動を共にするようになる。
主人公には好意を持っているものの、例の秘密が理由で恋仲に踏み出せずにいる。
そして、2年の終わりの春…江ノ電のとある踏切にて主人公のもとから姿を消し、音信不通となってしまう。
以下、ネタバレ
灯華が度々主人公に口にする秘密とは………
凶悪犯への復讐だった。
凶悪犯の名前は増岡隼磨。強盗殺人や暴行、強姦といった罪で府中刑務所に服役していた札付きの悪だが、模範囚として刑期を終え仮出所するところだった。増岡には三崎由美という内縁の女がいて藤沢で喫茶店を営んでおり、仮出所に身元引受人として立ち会う予定であった。灯華が藤沢に引っ越してきた本当の理由はこのためである。
増岡が犯した婦女暴行事件のうち一件の被害者は新谷千香、灯華の母親であった。その結果生まれたのが灯華であり、増岡は灯華の実の父親にあたる。以降、灯華の母親は宗教にのめり込み、2世である灯華は宗教上の理由から(鳥居をくぐってはいけない等)修学旅行にさえ行かせてもらえなかったり、交通事故に遭った時も輸血すれば治る程度の怪我なのに同じ理由から輸血してもらえず生死を彷徨う等、散々な生い立ちだった。サブカルに詳しい点や、血液型が「知らない」となっているのもこの辺りが関係していると思われる。自分の父親が凶悪犯であることや母親と自分の人生を父親に狂わされた灯華は自身の存在を呪い、今日まで人生の大半を父親への復讐の情報集めに費やしてきた。これまでの不審な行動や深夜徘徊はこれが理由である。
一度は主人公への好意に揺れつつも巻き込みたくない気持ちから復讐を優先し姿を消したが、8年後に主人公へ「私がいたこと忘れないで」と意味深なメールを送り、スマホを介して現在の主人公と過去の主人公の中継役となり、手助けをする。過去の主人公は現在の主人公のアドバイスの通りに行動した結果、灯華は主人公のもとから居なくならず恋仲になり、増岡への復讐を思いとどまらせることに成功する。
とはいえ、過去の灯華も作戦決行直前にやっぱり主人公を巻き込めないとの理由で恋仲になった後も一度だけ失踪する。
その際、現在の主人公は三崎が藤沢で経営する喫茶店に赴き、当時増岡が釈放後に潜伏していたホテルを聞き出して過去の主人公に灯華はそこにいると伝える事で無事見つけ出す事ができた。
現在の主人公もまた、灯華をモデルにした「電波塔の少女」の制作をし、ドラマ化が決定した際も自分が原作者だと公言して舞台設定の変更にクビ覚悟で断固反対したり、うぐいす先輩や「電波塔の少女」の漫画を担当した岬栞菜に好意を寄せられても断ったり、月ヶ洞きらりの誘惑に対しても貞操を守り抜くほど灯華への想いは強い。
作中では過去に改変された事象はスーパームーンの日に統合されて現在に反映される仕組みとなっており、8年越しに主人公は灯華と再会。月明かりが照らす中、涙ながらに互いに想いを告白、もう二度と離れないと誓い、二人は熱く抱き合うのであった。
中継役だった現在の灯華の音信不通期間の生死は作中では名言されず不明(本人曰く色々あったとの事)。
なお、過去改変後は主人公と灯華のみ現在と過去の両方の記憶がある模様(最後の告白の際、主人公の何度も言った気がするけど初めて言うよのセリフと灯華がそれに肯いていることから。うぐいす先輩等は過去主人公の記憶に上書きされている)。
余談だが三崎は後日現在の主人公を訪ねており、彼女の話によると増岡は後に癌で亡くなり、灯華は増岡を殺していないことが判明する。もっとも、この出来事の前に一度スーパームーンによる過去改変があったため、その影響かは不明だが。
ビジュアルファンブック付録のドラマCD「Moon Fragments」の「午前5時の散歩道」では後日談を聴くことができる。主人公と同棲しているのか、本編のシリアスな雰囲気とは対照的にイチャラブ要素が強い。
また、同CDの「夏の海で逢いましょう」ではステージに立って歌声を披露し観客を盛り上げる等、本編では見られない才能を発揮している。風音様の歌声を聴ける数少ないチャンスでもあるので是非聴くことをオススメする。