概要
藤子・F・不二雄大全集6巻に収録
腕時計に似た形で、時計にあたる部分に顔がついている。これを手首や足首に巻くと、ミニ頭がもうひとつの頭脳となって手や足を動かし、装着者が眠っている間に手だけで宿題をこなすといったことが可能となる。両手足につければ最大4つのことを同時にできる。
使用に際しては、チューブ入りの「脳みそ」をミニ頭に注入する必要がある。この脳みそが多いほど頭が良くなって高度な仕事をこなせるが、それに比例して我が強くなり、装着者の意向に従わないことが増えてくる。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版ではアニメ化されず、水田版にて、2020年8月22日に放送されたのが初のアニメ化となった。
2020年版
- 冒頭でのび太が見ていた番組は、夜枕元で声がするので起きてみると、隣に置いていたピエロの人形が無気味に笑いかけて来るというもので、この時ママが肩に手を置いたためのび太は悲鳴を上げている。
- ドラえもんは人間の不自由さを語るのび太に、いつも漫画を読む際や昼寝をする際、おやつを食べる際にいつも鼻をほじっていることを例に挙げている。
- ミニ頭を付けたのび太は最初にけん玉で遊んでいて、この後脳に宿題をやらせ、腕にはけん玉をさせている。またこの後にも昼寝をしながら腕には宿題をやらせたり、うちわを仰がせたりしていて、ママに頼まれお使いに行ったも同様のことをしている。そしてこの時八百屋でしずかと会い、宿題の答えがおかしいことに気付いた。
- ドラえもんが部屋から出て行ったのは、おやつを食べるためだった。
- 頭がよくなったミニ頭は前日の晩からその前兆が現れていて、ノートに「これで最後だ」と書き残したり、入浴中や就寝中にも喋ったりしていた。そして翌日もトイレに向かった際、ドラえもんが持っていた羊羹を食べたり、止めに入ったドラえもんをボコボコに殴ったりしていた。
- ミニ頭がしずかにしたひどい事は芋虫が入った花を近づけるに変更され、この後会ったジャイアンとスネ夫はミニ頭に持っていたアイスを食べられて、ジャイアンは怒ってのび太の胸倉をつかんだが、ミニ頭の存在を聞かされ無気味がって退いた。ちなみにこの場にスネ夫がいたため、ブルドックは登場していない。
- ドラえもんに屋根の先まで追いつめられたミニ頭は、これ以上近づいたらのび太ごと飛び込むと言って脅迫した後、更に頭をよくし人類を支配しようとしたが、頭が良くなると今までの悪行を反省し皆に奉仕することを決めたが、動かされているのび太は自分だけ損している気分になっていた。