ミミ(舞-乙HiME)
まいおとめのみみ
概要
ヴィントブルームの貧民街に住む少女。
かつては小さなパン屋を営む一家の娘であったが、再開発事業で強制的に立ち退かされて以来、家庭崩壊状態に陥り父を失う結果に。
それ以来、ヴィントブルーム王家を憎悪していた。
初登場時、ニナ・ウォンがセルゲイ・ウォンから送られた時計を盗むも、アリカ・ユメミヤとニナに追い詰められて、その時計を川に投げ捨てて逃亡した。
後にナギ・ダイ・アルタイが引き起こしたヴィントブルームの混乱から難民状態になり、正体を知らないままマシロ・ブラン・ド・ヴィントブルームと行動を共にしていた時期もあったが、アオイ・セノーが難民たちに発見されてヴィントブルーム王家の一員であることに対する憎悪をぶつけられた末にマシロを庇って崖から身投げた時に発した言葉が、マシロを難民団と別れて孤独の状態へ追い込むきっかけを作ってしまった。
その後、難民団と共にアスワドの集落に流れ着いた直後、怪物ジャバルに襲われて深手を負い、マシロとアリカの必死の看病もむなしく、最後までマシロがヴィントブルームの女王であることを知らないまま息を引き取った……。
なお、ミミの祖母はかつて王宮に仕えた宮廷女官であり、14(5)年前の王城襲撃事件の際に、アリカの母、レナ・セイヤーズが本物のマシロ姫(ニナ)を『蒼天の青玉』と共に、他の宮廷女官に預けるのを目撃した最後の生き証人であった。
漫画版舞-乙HiME
本作では、アニメ版と雰囲気が違い、大人しい性格。
主人公のマシロがガルデローベ学園から脱走した際にヴィント市の貧民街で出会い、パンと引き換えに売春(?)しようとした。
その様子を不憫に思ったマシロからお金をもらったことがある。
終盤に行われたマシロの女王即位式の最中に発生した混乱で逃げまどう中エルスティン・ホーと出会い、地下道を案内して真白姫とMAIの攻撃から辛くも逃れたマシロたちと合流。ヴィント市の貧民街に彼らを案内する。
その後、エルスが変装に使う帽子を貰い、マシロたちやスラム街の住人、避難民と共にヴィント市外に脱出する。
セルゲイ・オーギュストとの最終決戦後は、黒い谷に住んでいた難民の子供達と仲良くやっているようだ。
後日譚の『嵐』でも台詞はないものの少しだけ登場し、牧場で働くエルスの手伝いをしていた。
また、おまけページにてミドリたちにガルデローベ学園の危機を救うように頼んでいたことが描写されている。