エレメンタリー
えれめんたりー
ストーリー
かつてロンドン警視庁・スコットランドヤードの顧問をしていたが、薬物依存のリハビリのためアメリカ合衆国ニューヨークに移住したシャーロック・ホームズ。その後ニューヨーク市警の顧問となって凶悪犯罪の捜査協力を始めることとなった。
そこにホームズの父親からの命を受け、薬物依存者更生プログラムの付き添い人としてやって来た元外科医のジョーン・ワトソンが現れる。
大嫌いな父親がよこした付き添い人を疎ましがるホームズだったが、ワトソンに探偵の素質を見出して6週間の共同生活をスタートさせる。
登場キャラクター
- シャーロック・ホームズ(演:ジョニー・リー・ミラー、吹替:三木眞一郎)
ロンドン警視庁の顧問を務めていたが、薬物依存症のリハビリのためにニューヨークに移住。ロンドンで働いていた際に知り合ったグレッグソン警部のツテでニューヨーク市警の顧問になる。
ツンデレ。並外れた観察力と記憶力を持つ天才だが、傲慢で他人への配慮に欠けるところがあるゆえ、無神経な発言や無遠慮な行動が多く、ヒンシュクを買うこともしばしば。それでも敬意に値すると認めた相手には優しさと思いやりを見せる。
MI6のエージェントであるマイクロフトという兄がいる。恋人だった画家のアイリーン・アドラーを何者かに殺されたトラウマから薬物依存症に陥っていた。
ホームズの薬物依存治療のリハビリをサポートする付き添い人である元外科医。クーデレ。原作では男性で元軍医のジョン・ワトソンだが、本作では女性で元外科医である。
優秀な外科医だったが、患者を医療ミスで死なせた悩みから辞職した過去を持つ。最初はエキセントリックなホームズの突飛な行動に振り回されるが、彼を理解するにつれて離れがたくなる。
その豊富な医学知識と知性を高く評価するホームズから探偵見習いの仕事をオファーされ、一度は断ったものの考え直して正式に探偵修業を始める。
- トーマス・グレッグソン(演:エイダン・クイン、吹替:堀内賢雄)
ニューヨーク市警の警部。何度も表彰された過去を持つ優秀な警察官。
ホームズとはロンドン警視庁のテロ対策班で働いていた頃に知り合い、彼の活躍に大いに感心した経験を持つ。ニューヨークに移住してきたホームズの助力を受け入れるが、その能力を高く評価する一方で、彼の反社会的な言動にハラハラさせられることも多い。
ホームズとは捜査方法などの点で衝突することもあるが、お互いにプロとして相手の能力に敬意を持ち合う関係を保っている。
- マーカス・ベル(演:ジョン・マイケル・ヒル、吹替:あべそういち)
グレッグソン警部の右腕をしている刑事。
警察のマニュアルに沿って真面目にキチンとした仕事をする性格ゆえ、初めはホームズの型破りな捜査方法を懐疑的な眼で見ていた。
ホームズの推理力が本物であることがわかると、彼のアドバイスを受け入れるようになる。刑務所から出所して間もないアンドレという元ギャングの兄がいる。
- モーランド・ホームズ(演:ジョン・ノーブル 、吹替:菅生隆之)
シャーロックの父でワトソンを雇った人物。
国際的なビジネス・コンサルタントで、その影響力は多岐に渡る。ニューヨーク市内に所有する5つの不動産物件の1つにシャーロックを住まわせている。
息子シャーロックのことは常に気にかけているが、シャーロックには8歳の時に寄宿舎学校に送られた記憶などから養育を放棄した父親だと思われており、父子関係はギクシャクしている。