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1 概要2 関連タグ中世~近世にかけてスコットランドで発展した布地。
一般的に羊毛で織られ、多数の色を使用したチェック柄を特徴とする。
この柄を「タータンチェック」と呼ぶこともあるが、スコットランド社会においてこの柄は紋章のような意味合いを持ち、各氏族がそれぞれ固有のパターンを伝承するものであった。
よってそのような目的で作られたデザインのみが本来のタータンであり、外部の人間が模倣することを好ましく思わないスコットランド人も一定数いた。
この問題を解消する一環として、2009年より公的にタータンの登記を始めており(参考)、所定の手順を踏むことで外部の人間によるデザインでも正式に「タータン」を名乗れるとしている。
実際に日本からも多色チェック柄の包装を特徴とする伊勢丹などが登記を行っている(参考)。