概要
剣名舞原作・加藤唯史作画による日本の漫画。本作は、1985年から『週刊漫画ゴラク』（日本文芸社）で連載された。単行本は全41巻が刊行されている。愛蔵版は全10巻が刊行された。
2004年からは『別冊漫画ゴラク』にて、続編の『ザ・シェフ－新章』が連載された。単行本は全20巻が刊行されている。なお、新章以後は剣名は原案とのみ表示され、加藤が原作も含めて制作している。
2012年9月より『別冊漫画ゴラク』にて、シリーズ最終章を謳った『ザ・シェフ・ファイナル』の連載が開始され、2013年10月号をもって完結した。が2015年には『ザ・シェフALIVE』、2021年にはリブート作品の『ザ・シェフ リブート』が始まった。
法外な報酬を受け取る、臨時雇い専門のニヒルな天才シェフ・味沢 匠（あじさわ たくみ）を主人公とする料理漫画である(手塚治虫の『ブラック・ジャック』のオマージュとなっており、原作者の剣名自身が本作について「ブラックジャックを料理漫画でやってみた」と表現している)。
メディアミックス
テレビドラマ
1995年10月から12月にかけて日本テレビ系列局他の土曜ドラマ枠にて放送された。出演は東山紀之、国分太一、桑野信義、江守徹ほか。
ただ、内容に関しては、原作から相当かけ離れており、原作を担当している剣名舞を落胆させてしまった。その落ち込み様は、とある週刊誌で「嫁に出した娘よ戻っておいで｣というタイトルで愚痴をこぼしまくったほど。
舞台演劇
｢舞台 ザ・シェフ 〜人生のレシピ〜｣というタイトルで、2021年4月に、東京都中野区に所在する小劇場･テアトルBONBONにて上演された。
テレビドラマ版の改編のひどさに反省したからか、原作者の剣名が総合監督と言う肩書きで関わっている。
