ねらわれた学園
ねらわれたがくえん
あらすじ
関耕児の通う中学校が、生徒会長に選ばれた高見沢みちるを中心としたパトロール委員たちに支配されていく。
やがて耕児は高見沢みちるのやり方に反発し、生徒会に立ち向かっていく。
ドラマ『未来からの挑戦』
NHKの『少年ドラマシリーズ』の一つ。1977年1月10日~2月11日の毎週月~木曜日に放送された。
当時はビデオテープが高価で、作品が放送後に上書き消去されたため、DVD化されたのは視聴者のビデオテープがNHKに寄贈されたものに入っていた第8回と第10回のみとなっている。
なお、上記のほか、『ねらわれた学園』として1982年・1987年にフジテレビで連続ドラマ+単発ドラマ化、1997年にテレビ東京で連続ドラマ化されている。
アニメ映画『ねらわれた学園』
たびたび映画化・ドラマ化された本小説の初のアニメ映画化作品であり、テレビアニメ『魍魎の匣』等を手がけた中村亮介の劇場初監督作品でもある。
アニメーション制作はサンライズ(第8スタジオ)。
未来人による学園支配という原作の根幹部分は踏襲するが、ストーリーや登場人物は完全オリジナル。
ストーリー(公式サイトより)
始業式の朝。古都鎌倉の中学に通う関ケンジを待っていたのは、ふたつの“出会い”だった。ひとつは、密かに好意を寄せていた、生徒会書記・春河カホリとの心弾ませる遭遇。そしてもうひとつの出会いは、高台で桜の花びら受けながら、まるで風を操るように立っていた少年との心ざわめかせる遭遇。
その少年に何か不思議なものを感じるケンジ。そしてその少年との再会は思ったより早く訪れる。ケンジたちのクラスにやってきた、転校生・京極リョウイチ、彼こそがその少年だった。
ケンジ、ナツキ、カホリのいるクラスに現れた京極は、次第にクラスに溶け込んでいきながら、一方で何かクラスメートの持つ雰囲気と相容れないものを漂わせる。そしてそんな京極にひそかに惹かれ始めるカホリ。
やがて学園では不思議な出来事が起こり始める。この不思議な出来事がケンジ、ナツキ、カホリだけではなく、生徒会の面々、担任の先生、ケンジの祖父である関耕児、そして不登校を続けていた山際ゆりこなど皆を巻き込んでいく。