略歴
1934年10月20日生まれ。大阪府大阪市出身。
大阪大学卒業後、れんがメーカーに勤務する傍ら、SF同人誌『宇宙塵』に参加。
1961年『下級アイディアマン』でデビュー。
1979年『消滅の光輪』で泉鏡花文学賞と星雲賞を受賞。小松左京、星新一らとともに草創期のSF小説をリードした。
少年少女向けのジュブナイル小説を数多く手がけ、代表作『ねらわれた学園』は、ドラマ化、映画化、アニメ化されている。
1997年から2002年まで、がんで余命宣告を受けた妻を励ますため、毎日一編のショートショートを書き綴った。2004年に刊行された『妻に捧げた1778話』はベストセラーになり、草彅剛主演で映画化もされている。
2013年、他のベテラン作家とともに日本SF作家クラブ名誉会員に。
数年前に食道がんが見つかり摘出手術を受ける。
2019年10月頃より体調を崩して入院後も、自身の集大成的なSF作品の執筆するなど意欲的に活動をしていたが、11月3日誤嚥性肺炎で大阪市内の病院で亡くなった。85歳没。