鍾馗・呑龍・新司偵
しょうきどんりゅうしんしてい
1944(昭和19)年の軍歌、戦時歌謡
概要
陸軍の百式司偵「新司偵」、二式単座戦闘機「鍾馗」、一〇〇式重爆撃機「呑龍」を題材にした戦時歌謡であり、PRソングである。
一〇〇式司偵を空の斥候に例える言い得て妙な歌詞と軽妙な曲調が特徴だが、どうしても同年の大作の影に薄れがちな知る人ぞ知る一曲。
この三機種を新鋭三大新鋭機と歌い宣伝を図っている。
今日のCMソングの大先輩…というのはいささか誇張か。
採用された新型戦闘機の愛称を国民から公募した結果、人気になり過ぎて他機種の希望者が不足する程になり、海軍もそれに倣って命名基準を変更したり、海軍と比べて陸軍の方がこういったプロモーション活動に積極的な印象を受ける。
レコードは1944年4月に富士音盤(戦時中のキングレコードのレーベル名)から発売された。
作詞:時雨音羽
作曲:山口潤一
歌唱:鬼俊英
レコード番号:8-6092