夕張線
ゆうばりせん
北海道内にあった国鉄の一路線。1981年に石勝線となった。
概要
1892年(明治25年)、北海道炭礦鉄道により夕張炭田の各炭鉱開発や石炭輸送を目的として敷設された鉄道路線である。追分駅〜紅葉山駅(現在の新夕張駅)〜夕張駅間の本線と、紅葉山駅〜登川駅間の支線から成る。後に石勝線の原型となった。
1906年には鉄道国有法により買収・国有化された。
夕張炭田の石炭を輸送するために北海道炭礦汽船により1892年に追分~夕張間が室蘭線の支線として開業した。1906年に国有化、1909年に紅葉山(現・新夕張)~楓までの支線が開業。1916年に登川まで支線が延長開業して1981年までの路線網が確立した。
国鉄最後の蒸気機関車牽引による貨物列車が1975年12月24日に運行された。
1981年7月1日に紅葉山~登川間の支線が廃止。1981年10月1日に石勝線開業により、追分~新夕張(旧・紅葉山)間が石勝線の本線に編入、新夕張~夕張間を支線とした。これにより、夕張線の名称は消滅した。
以後は石勝線を参照。