概要
C++とは、C言語にオブジェクト指向をはじめとする様々な機能を追加し、大規模なソフトウェアの開発に向くよう作り直した言語である。基本的にC言語の上位互換となるように作られてはいるが、C++およびC言語双方の拡張により完全な互換性は失われている。名前の「++」とはインクリメント演算子で、「C言語をひとつ進めたもの」というような意味である。
多様なプログラミングスタイルに対応する、大変に多機能な言語。それだけに仕様は複雑で、言語仕様を完全に満たしているコンパイラは、現在数えるほどしかない。高度な機能を使用してもプログラムの実行性能が低下しにくいように工夫されているが、ガーベジコレクションがないためメモリ管理には気をつける必要がある。
最新規格であるC++11ではより使い易くなっている。