SR20DETのベースエンジン。改良もほぼ同時期に行われており、後に可変バルブタイミング機構NVCSを追加した機種も存在する。 1990年代~2000年代初期の多くの日産ミドルクラスの心臓部に搭載されたエンジンである。 ヘッドカバーの色は、シルバー、シャンパンゴールド、ワインレッド、ブラック、ブルー(NVCS仕様のみ)等が純正パーツとして存在する。
内径×行程:86.0×86.0
出力:
103kW(140ps)/6,400rpm 178N・m(18.2kg・m)/4,800rpm - レギュラーガソリン仕様
(U12ブルーバード後期)
96kW(130ps)/6,000rpm 172N・m(17.5kg・m)/4,800rpm - レギュラーガソリン仕様
(C23セレナ)
107kW(145ps)/6,400rpm 178N・m(18.2kg・m)/4,800rpm - レギュラーガソリン仕様
(U13-U14ブルーバード)
110kW(150ps)/6,400rpm 186N・m(19.0kg・m)/4,800rpm - プレミアムガソリン仕様
(P10-P11プリメーラ U14ブルーバード前期)
121kW(165ps)/6,400rpm 192N・m(19.6kg・m)/4,800rpm - プレミアムガソリン仕様
(S15シルビア マニュアルトランスミッション車)
118kW(160ps)/6,400rpm 188N・m(19.2kg・m)/4,800rpm - プレミアムガソリン仕様
(S15シルビア オートマチックトランスミッション車)
103kW(140ps)/5,600rpm 186N・m(19.0kg・m)/4,800rpm
(W11アベニール前期4WD、C24セレナ前期、N30ルネッサ、M12プレーリーリバティ前期)
107kW(145ps)/6,000rpm 186N・m(19.0kg・m)/4,800rpm
(C24セレナ前期、W11アベニール中期)
99kW(135ps)/5,600rpm 178N・m(18.2kg・m)/4,800rpm - レギュラーガソリン仕様
(V10ティーノ)
SR20DE改良型
1998cc、DOHC16バルブ・自然吸気モデル。マルチポイントインジェクション。ヘッドカバーの色はシルバー。
SR20DEをベースにオーテックジャパンが改良を加えたエンジンで、圧縮比アップやバルブタイミングの変更改良、専用フロントチューブおよび専用コントロールユニットを採用していた。 専用エギゾーストマニホールドを持つ180馬力版がP10プリメーラに、SR20DEと共通のエキゾーストマニホールドを持つ175馬力版がB14ルキノとN15パルサーセリエ/ルキノハッチにそれぞれ搭載された。組み合わされるトランスミッションは5速マニュアルシフトのみ。 S15シルビア「オーテックバージョン」には200馬力版、6速マニュアルシフトのまさにSR20DE最後にして最強の決定版ともいえる改良が施された。
内径×行程:86.0×86.0
出力:
132kW(180PS)/6,800rpm 192N・m(19.6kg・m)/5,600rpm
(P10プリメーラ)
129kW(175ps)/6,800rpm 186N・m(19.0kg・m)/5,200rpm
(B14ルキノ、N15パルサー/ルキノハッチ)
全てプレミアムガソリン仕様