概要
島嶼防衛用高速滑空弾とは、陸上自衛隊向けに日本が開発を進めている極超音速ミサイルである。2025年配備予定。
ロケットによって打ち上げた後、先端の滑空体が切り離され、弾道飛行を経て滑空飛行に移り、終末航程では急降下(ダイブ)によって極超音速で目標に突入する事実上の弾道ミサイル。
初期製造型のブロック1は300~500km程度(最近では900kmという主張もあり)、ブロック2以降については射程3000km前後を想定している。対艦用や潜水艦発射型も検討中。
目撃された発射機(参照)は、令和7年度防衛予算の概算請求で公開されたイメージ図の通り、重装輪車体に円筒状の発射機を2本搭載していた。
配備先はブロック1が高速滑空弾大隊、ブロック2が長射程誘導弾部隊となる予定。
関連動画
公式動画。飛翔時のイメージ映像と、2024年3月23日に行われた発射試験の様子。分かりにくいがランチャーの側のコンテナから、ミサイルの規模は公開されているものより大きくなっている。