無限大。記号∞ (アーベルなどはこれを 1 / 0のように表記していた)で表す。 大雑把に言えば、いかなる数よりも大きいさまを表すものであるが、より明確な意味づけは文脈により様々である。例えば、どの実数よりも大きな(実数の範疇からはずれた)ある特定の“数”と捉えられることもある(超準解析や集合の基数など)し、ある変量がどの実数よりも大きくなるということを表すのに用いられることもある(極限など)。無限大をある種の数と捉える場合でも、それに適用される計算規則の体系はひとつだけではない。実数の拡張としての無限大には ∞(+∞) と −∞ がある。大小関係を定義できない複素数には無限大の概念はないが、類似の概念として無限遠点を考えることができる。また、計算機上ではたとえば∞+iのような数を扱えるものも多い。
ウロボロスが由来となっている、 X軸にsin(x),y軸にsin(2x)をとると無限大記号になる、ジョン・ウォリスが無限大の記号として採用したのが最初である、と諸説あるがが、 ローマ数字のCIƆが変化したものとされる説が有力とされている。
なお、エイトと読むのは間違いである。