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マイティーボーイの編集履歴

2013-03-11 03:20:10 バージョン

マイティーボーイ

まいてぃーぼーい

鈴木自動車工業(現・スズキ)が生産・販売していたボンネット型軽トラックである。「マー坊」の通称で親しまれた。

概要


 2代目セルボをベースに、Bピラーより後方のルーフを切り取り、ピックアップトラックにしたモデルである。 荷台の全長は660mm、積載能力は他の軽トラックよりも遥かに劣る。しかし、その分キャビンが広く、シートもスライドやリクライニングが可能であり、座席後方のスペースも収納場所としては広い。セルボベースである為、フロントガラスの傾斜が強く、ドライビングポジションはスポーツカー的な要素が強い。メーカ側も実用車としての位置づけではなく、スタイリッシュなピックアップというコンセプトで売り出している。

当時の車両本体価格は45万円で四輪車ではもっとも低価格であったが、その販売実績は、同じく低価格をアピールして大成功した初代アルトのヒットには遠く及ばなかった。搭載されているF5Aエンジンは、最終的に31ps/6000rpm、4.4kg-m/3500rpmになり、後部が荷台である事から来る軽量な車重と相まって、当時としては軽快なドライブフィールが得られた。

旧車として扱われる車種だが、その独特なスタイルから未だに高い人気がある。アフターマーケットであるインターネットオークションでは取引が活発であり、上記SS40系の2代目からのセルボや、現在のアルトやワゴンR、2代目キャロル等を部品取り車とした、F5A同士やF6Aへのエンジンスワップ、ブレーキを含む足回りの丸ごと交換によるレストアが盛んである。また、カスタムカーのベースとしてもよく使用される。


歴史


1983年2月 新登場。2灯式のヘッドランプは、セルボの角型に対し、マイティボーイはφ152 mm の丸型(廉価なシールドビーム式)となっている。

グレードはLタイプとAタイプの2種類で、Lタイプの荷台部分にはデッキカバーと言われる幌が装備されていた。

1985年2月 マイナーチェンジ。全車、ヘッドランプをシールドビーム式の角型タイプに変更。Lタイプに標準で付いていたデッキカバーは廃止され、代わりにルーフレールが装着された。Lタイプに限りフロントディスクブレーキ、5速MT、トリップメーター、タコメーター等が標準で装備される。

1988年1月 セルボのモデルチェンジに伴い生産終了。


プラットフォームを共有する車種・姉妹車


型式が共通のSS40である姉妹車のみを記載する(当車の型式は M-SS40T)。

フロンテ(5代目4ストローク車) E-SS40S

セルボ(2代目) E-SS40C

アルト(初代後期型) H-SS40V

※ 他に、SS30(フロンテ5代目2ストローク車・アルト初代前期型)も、エンジンは異なるがシャーシは基本的に共通。


その他


1980年代のあるモーターショーにおいて、ジムニーのシャーシにマイティボーイのボディを載せ、大径タイヤを装着したコンセプトカーが出品された。

1985年頃、ランチア・ラリー037を彷彿とさせるエアロパーツ、「スーパースタイリング・ヤンチャラリーキット」がE2という会社から発売されたことがあった。全8点のパーツで構成されていて価格は25万円だった。

1985年10月から半年間、毎日放送をキーステーションにTBS系全国ネットで、毎週日曜日13時台に放送された『キンキンの歌え!新婚カンコン』の優勝新婚夫婦に贈呈される賞品にもこの車が充てられた(但しスズキは同番組の提供スポンサーではなく、優勝新婚夫婦自体も賞品をハワイ旅行かこの車かのどちらかを選択するというシステムであった)。

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