概要
ナミコさんの実の姉である。当年で満20歳を迎える大学生。
GAクラスのOGで、もと美術部部長である。
妹と同じく面倒見が良いが、それ以外はむしろ正反対の性格で全ての物事に奔放と思える程、前向きでかつ、それらを全て独力でかなえてしまう高い実力を有する。美術部の後輩、特にあーさんからは非常に尊敬されており、風二子と面識がある魚住曰く「特に当時の部長が頭の良い方の行動派だったしな」。暇潰しで彫った学校の証明印が真贋見分け付かないレベルの出来で殿先生が教頭に慌てて回収を命じられたり、体育祭のトロフィーをチーム分、複製して大騒ぎさせたりと武勇伝には事欠かない。
以上のように芸術の才能にあふれ頭も良いのだが、GA時代に開拓した隠れ移動路で「部室への最速移動は校舎外の雨どいを上下する」という突飛な発想の持ち主でもあり、この点に至るまで現在のあーさんに強い影響を与えているようである。妹が心配性になったのも姉のこの性格が原因かもしれない。
非常にスタイルが良く大人びているところも妹に似ており、ややもするとさめちゃん先生くらいの歳に見える。例によって、初対面の保村は早速一目ぼれした。
自他共に認める大食漢であり、彩井高校の学食のおばちゃんに「あの子がいた頃は米一俵分は多く炊いていた」といわしめる程だがそれでいて食に関しては只、腹に入れば良いという訳ではなく、テーブルに並んだ食材は全て順序づけて過不足無く満遍なく喰らい尽くすという非常に緻密な性格をしているが為、一部でも欠けると地の果てまで追ってくるレベルの怨念を抱かれる。姉在住時の野崎家は常にテーブルが戦場であったとナミコさんが証言している。帰省時は無論、真っ先に自宅の冷蔵庫を空にしてナミコさんの朝食まで食らいつくし、果てはナミコさんがテーブルからつまみ食いした卵焼き二切れの恨みを果たす為だけにわざわざ母校の彩井高校に潜入（黒板裏から黒板をひっくり返して登場するなど、文字通りスニーキング）した。
ちなみに、妹であるナミコさんによって「姉」の存在が言及されていたのはComicぎゅっと!時代の2004年10月連載分(連載第2回)だったが、作中に実際に風二子が登場したのはそれから実に7年余りが経過した2011年12月のことであった(あーさんの回想の中で登場したことはあったが、はっきりとは描かれておらず下の名前も公開されていなかった)。
したがって彼女は当然アニメ等には登場していない。
