概要
CV:神田朱未
芸術科Aクラス(GA)3年。本作の準主人公的人物。
美術部の部長だが、部の合併が行われた関係で親友の水渕(通称ぶちさん。合併相手の学環部部長でキサラギの幼なじみ)に半ば支配権を握られている感がある。
中部弁(詳細は後述。周囲には関西弁と間違えられる)を話すハイテンション娘。七味を「しちみ」と発音できず「ひちみ」と言ってしまい、ぶちさんによくからかわれる。
小柄な体格で、髪型はロングヘアーだが、2年生のときはサイドテールにしていることがあった。
廊下の突き当たりに、その先にも廊下があるようなトロンプ・ルイユ(だまし絵)を置いてみたり、部室をお化け屋敷に大改造して先生やほかの生徒を脅かしたり、たびたび部員を闇鍋に付き合わせるなど、イタズラ的行動が多い。
またトモカネ(妹)には遠く及ばないがやたらと元気で、走りまわったり蹴っ飛ばしたりという一面が見られる。そしてさっきまで騒いでいたかと思えば、突然スイッチが切れたように居眠りを始める癖があり、この点はまるで幼児である。
このようなやや幼い性格を本人が普段気にする様子は無いが、頼れる先輩として見られたい願望もあるようで、ゲーム「GA芸術科アートデザインクラス Slapstick WONDERLAND」では、マリにしきりに頼られたがっていた。
また、モンシロチョウの雌雄を一発で見分けたり(紫外線を識別できるらしい。現実にもまれにいる)、作った料理がことごとく和食になったりという特技も持っている。
部室ではよく笹本先生が作った部長小屋と呼ばれる段ボール箱に入っていたが、水渕の一言で保村(美術部員)にぶっ壊されてしまう。
その後、彼女が居眠りしてる時に水渕が段ボール箱をかぶせた。後にこの箱には部長箱という名が付いた。
まとめて言えば、暴走娘・イタズラ魔・箱好きと、まさにトモカネ・ノダミキ・キサラギを全部合わせたような性格の最強キャラである(と思ってたら更なる最強キャラが現れたよ!→野崎風二子)。
そんな彼女だがアートの才能は神がかり的レベルで、面白半分に描いた落書きが献血のマスコットキャラコンテストに入賞してしまったこともある。
ナミコさんの姉・野崎風二子はあーさんが美術部に入部したときの部長で、自らが部長になった今でも尊敬している。
方言について
あーさんがしゃべっているのは、原作者の出身地の福井県(嶺北)の方言である福井弁である。……と思われてきたが、本編完結後に出た『GA芸術科アートデザインワークス コア・カリキュラム』によると「基本は岐阜や愛知付近のを基軸にしたそれっぽい方言→アニメで聞き取りやすい近畿風に加味された→最終的には色々と統合された『芦原弁』みたいな感じになった」という。
作内では「中部弁」「中京付近北陸寄り」と表現されていた。中京=名古屋市の名古屋弁(尾張弁の一種)は東海東山方言(別名「中部弁」)に含まれ、北陸方言(福井弁も含まれる)とは別グループの方言であるが、「基本は中京っぽいが、ちょっと北陸っぽさもある方言(中部弁に含まれ、北陸弁には含まれない)」だとすれば問題ないかもしれない。
なお、福井県でも嶺南(若狭・敦賀)では近畿方言(=関西弁)である。
中の人は名古屋市の出身であり、「中部弁をしゃべる役」と聞いて自分の地元の方の言葉が出るのかと思っていたら、台本に書かれていたセリフが名古屋弁と違うのでびっくりしたという。