CV:兄妹ともに沢城みゆき※兄のみ初回は担当声優のイニシャルという別クレジット
概要
同作品の登場人物である兄妹の姓。
作中ではカタカナで「トモカネ」と書かれることが多いが、単にトモカネと書いた場合はメインキャラである妹のことを指すことが多い。
兄に対してはトモカネ兄というタグが使われることもある。
なお、兄・妹ともに名前は不明で、親しい友人でも知らないらしく、課題の名前の欄にも下の名前を書かずに提出している。なお、「きゆづきさとこ展」の一部展示コーナーでは、その名前は兄妹ともに「男とも女ともとれる漢字一字の名前」であると判明した(ただし、その名が何であるかまでは不明のままである)。
妹(メイン画像左)
メインキャラ五人の中の一人でGAの一年生。緑髪緑眼で、トゲトゲ頭が特徴の熱血暴走娘。身長155cm。
一人称は「俺」で、外見もかなりボーイッシュなので、私服を着ているとよく男と間違われるらしい。美術部メンバーからは制服を着ているにもかかわらず男と間違われた。(原作者きゆづきさとこが関連書籍『GA 芸術科アートデザインクラス TVアニメビジュアルガイドブック』のコメントで、一部読者からも「彼女を男だと思ってました」という感想をもらったという)
活発な性格で、非常に腕力が強く、破壊魔と称されることもある。
授業中に居眠りしたキサラギを起こそうとして、勢いあまって気絶させたことがある。
アートにおいても繊細な技法は総じて苦手。デッサンでも鉛筆をHBしか使わず力技、つまり筆圧で濃淡を出す(ただしpixivユーザーなら分かると思うが、実際にはこれは結構繊細なテクニックである)。その一方で、速写に関しては早い段階でコツを掴んでいた。
意外にもCGが得意な様子である。兄の影響でロボットアニメや特撮が好きなため、それにあこがれて高校のPCをいじっているうちに習得したらしい。
何かに失敗するとよく「くそーぅ」と言う。
兄(トモカネ兄 - メイン画像右)
GAの二年生。病弱体質で、知能犯。
しおれた植物のような髪型で大きなアホ毛があり、眉が太く、髪が白っぽい(山口如月による評は「トモカネさんを漂白した感じの人」)。
保健室の常連で、早退する場面も見られる。
病弱ゆえ趣味は映画・アニメ鑑賞、模型製作、アマチュア無線、デッサンなどすべてインドア系である。
手先が器用なようで、仕掛け本(いわゆる飛び出す絵本)など手の込んだものを作るのが得意。
TVゲームもとんでもなく強い。
出席日数がギリギリなのを心配した保健の先生の勧めで美術部に入部。
部を完全に牛耳っているぶちさんを見て、彼女が副部長だと勘違いしているらしい(本物の副部長である魚住は、トモカネ兄が水渕のことを「副部長さん」と呼んでも訂正しないので、未だに勘違いしたままである)。
兄妹の関係
- 双方とも学校で顔を合わせるのはなんだか気恥ずかしいようで、鉢合わせすると反射的に逃げたり隠れたりしてしまう。
- この兄妹が何かで競うと、頭脳戦では兄の圧勝だった。その上兄への物理攻撃はその病弱体質ゆえNGという、妹にとってはなんとも理不尽とも言える状況におかれていた。当然妹にはそのストレスが溜まり、それを外で発散していたと妹本人が述べている。
- 兄も妹が外で活発に動けるのをうらやましいと思っており、自分が病弱で自由に歩きまわれないことにストレスを感じている。ゲームで妹に対して容赦が無かったり、びっくり箱などでいたずらを仕掛けたりするのはそれを発散しているためらしい。
- つまり、兄妹のそれぞれの性格は兄の病弱体質が双方に生んだストレスが原因である。
- 妹はいつも兄とはギクシャクしているような発言をしているが、実際にはむしろ仲が良さそうな感すらある。妹はスクラップアートの授業に際して素材として兄の模型誌をもって来ていたことがあるなど趣味に多分に影響されているばかりか、兄が気を失うと妹にはそれが本能的に分かるらしく、すぐに助けに行っている。どうやら妹としては兄と仲がよいのを知られるのは恥ずかしいらしい。