概要
「戦国コレクション」の音楽製作をきっかけに、アニメ音楽に本格的に取り組む事を模索しようとしたユニバーサルミュージック日本法人(以下、ユニバーサル)が2012年12月にアニメ専門レーベルとして設立したのがそもそもの始まり。
2014年2月にユニバーサルと、music.jpを運営するIT関連企業・エムティーアイの共同出資という形でユニバーサルから独立した会社として発足した。
ただ、発足時にすでにアニソン市場で地盤を固めていたキングレコード(特にスターチャイルド)に加え、早い段階でそれに追随していたエイベックス、ジェネオン、ランティス、ソニーミュージック、フライングドッグといったライバルに対抗できず、年2作程度しかアニメ音楽を手掛けられなかったことに加え、petit_milady(メインイラスト参照)以外のアーティストが長続きしなかった事もあり、苦戦を強いられていた。ゆえに第2次世界大戦前からのライバルである日本コロムビアやテイチクとの業務提携を余儀なくされた上、どちらかというとそちらの方がメインとなってしまう。
さらに2017年にはエムティーアイの資本が引き上げられてしまった。
結局2019年3月31日を以て業務停止に追い込まれた。以来、休眠会社状態となっている。しかもユニバーサル自体もアニメに関しては主題歌のタイアップ程度にとどまっているうえ、メインレーベルかつ直系であるポリドールの流れを汲むユニバーサルJよりもサイドレーベルかつ傍流であるEMIレコーズが手掛ける事が多い。さらに同年9月には回顧アルバムCD「ZERO-A伝説」がリリースされたものの、こちらも親会社だったユニバーサルミュージックではなく提携先の一つにしてユニバーサルのライバルである日本コロムビアからリリースされたものだった。