概要
ガッチャとは、デュエルモンスターズにおいて発祥した相手の健闘を讃える儀礼である。
まず、対戦した相手にしっかりと向き直る。
人差し指と中指を揃えて伸ばし、額に指先を当てる要領で顔の前を手で隠し、
「ガッチャ!」
と威勢良い掛け声とともに力強く指先を相手に向ける。
そして笑顔でさわやかにデュエルを締めくくる。
起源
最初にこの慣習を始めたのは遊戯王デュエルモンスターズGXの主人公、遊城十代である。
これは彼がデュエルアカデミアに入学する以前から行っていた行為であり、勝ち負け以前に「デュエルを楽しむ」というスタンスを貫いていた彼の性格の全てを体現した行為と言っても過言ではないだろう。
事実この行為は「楽しいデュエルをありがとう」という純粋な謝礼の意が込められており、十代はたとえそのデュエルに敗れたとしても相手に全力勝負ができた事の礼を述べるためにこの行為を行っている。
当初は他の誰もがその行為をいぶかしげに見ていたが、時が進むにつれて学園全体にデュエルそのものを楽しむ十代のスタンスが浸透し、時には十代のみならずその公開デュエルを観戦していた全員がこの儀礼を行った事もある。
以来この儀礼は、デュエルという全力勝負において勝ち負けにこだわるよりもっと大事なものをデュエリストに気付かせる慣習の一つとして親しまれている。
登場作品