概要
古川P(古川本舗)の6作目となったこの楽曲は、穏やかな雰囲気と力強さを感じさせる一曲。奔放な性格の女性に好意を寄せていた男性。しかし、踏み込んだ一歩をきっかけに離れ離れとなり、たくさんのものを失う。その女性への思いを綴った詩である。2009年8月21日の夜、ニコニコ動画で古川Pにとって初となるVOCALOID殿堂入り(10万再生)を達成した。
歌詞
遠い、遠い笑えない話。
いつか、ぼくが居なくなったなら
深い、深い森に落ちた
きみは一人で行くんだぜ。
繋いだ手には柔らかな体温
握った指が、ゆるり、解けたら。
枯れた音色の鐘が鳴る。
君は一人で行くんだぜ。
そのまま二人、歩んで一人。
嘘付く声も、絶え絶えに。
うつむき二人、影が一つ
僕も独りで行くんだぜ?
きみは淡い恋に落ちた
高い高い崖に咲く花。
「届かないなあ。」
解っているくせに。
今度は一人で行くんだぜ。
遠い、遠い笑えない話
いつか、僕が居なくなったなら
深い、深い森に落ちた
きみは一人で行くんだぜ。
それから一人歩いて独り
嘘付く声も もう疲れた。
うつむき独り黄金の部屋
きみとふたりでいたんだぜ
僕は深い森に落ちた
黒く煤けて汚れた果実
それで終わり
それだけの話
きみはひとりでいくんだぜ
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