概要
スリーベースヒットとも言われ、実は本塁打より希少な存在である。
さく越えすれば、無条件で本塁打となるのと違い、外野手の頭上を越えるくらいの当たりで、打者の足が速く、のかつ守備が良くなかったり、弱肩だったりしないと達成が難しいとされる(かつ三塁まで到達してもエラーが絡むと、三塁打にならない場合もある)。どのくらい希少かと言えば、日本プロ野球最多通算本塁打は868本なのに、最多通算三塁打は115本(ちなみに福本豊)と単純に見ても1/8であり、シーズン記録も本塁打55本に対し、18本である。
ゆえに、三塁打は年間で数試合しか野球観戦しないような人間だと、お目にかかった事がないのではないかというくらい少ない記録となる。
サイクル安打のうち、達成するのが困難なのがこれであり、本塁打、二塁打、安打を打ったけど、三塁打だけ打てずに達成出来なかったという例も数多い。ちなみに本塁打を2本打って、そのうち1本でホームベース踏み忘れをすると、三塁打扱いとなるが、その例は今の所存在しない。また、打球に対して、守備側がグロ-ブを投げつける行為をすると、三塁打となる。
また意外に難しいのが、三塁打によるサヨナラゲームで、これには理由があって、通常なら三塁まで到達出来る当たりであっても、条件によっては三塁に行くまでに試合終了となるからである。
- 三塁打によるサヨナラゲームの条件
- 同点 - 走者が一塁のみ。二塁か三塁にいると成立しない
- 1点差 - 走者二塁か、一、二塁のみ。三塁にいると成立しない。
- 2点差 - 満塁の場面のみ成立。塁が空いていると逆転できない
- 3点差 - 三塁打を打っても同点どまりでサヨナラにはならない
1-3の例では、成立しない場合に三塁打性の当たりを打っても、途中の塁までの記録となる(同点で走者二塁なら、二塁打まで)