阪急電鉄の支線で阪急宝塚線の終点である宝塚駅から、阪急神戸線の途中駅である西宮北口駅を経由して、今津駅を結ぶ路線である。大正10年に宝塚と西宮北口間が開業(当時の路線名は西宝線)、5年後に今津まで全通。
現在は西宮北口で運行が分断されており、北側は6両編成、南側は3両編成で運転されている。普段はどちらも普通列車が行き来するのみだが、朝夕ラッシュ時や土日には梅田、京都方面に乗り入れる列車も存在するが西宮北口駅の構造上、同駅に停車することが出来ず、本線の特急が停車する駅に準急や急行が停車しない特異な駅となっている。
梅田と宝塚を結ぶ宝塚線に比べ、西宮北口経由で回った方が若干距離が短く、西宮北口での乗り換え時間を入れてもこちらの方が所要時間は短い。
今津駅では阪神電車と連絡しているが、若干離れているが、かつては隣同士にホームが並んでおり、戦前から戦後すぐまで線路が繋がっていて、乗り入れ計画もあったが、結局実現しなかった。阪急電車が、隣駅の阪神久寿川駅まで暴走した事が原因で線路は寸断されている。後に神戸高速を介して再度阪急と阪神の線路が繋がったが、乗り入れは実現しておらず、お互いの車両が走ったのはこれが唯一となっている。
関連タグ
阪急電車 阪急の通称ではあるが、同名の小説が2011年に映画化。今津線を舞台としている。