かねてから高畑は『平家物語』を製作することを夢見ていたが、高畑と組んだアニメーター田辺修が「人が人を殺すシーンは描きたくない」と拒絶し、製作とはならなかった。鈴木敏夫は、高畑が「『かぐや姫』という作品はいつか日本人がきちんと作るべき作品だ」と語っていたことを思い出し、『かぐや姫』を映画化するのはどうかと提案し、2005年に製作が決定した。
2008年に高畑勲監督が新作長編を製作していることがアナウンスされ、第62回ロカルノ国際映画祭にて日本の古典『竹取物語』を原作にしたものであることが明かされた。高畑による作品は1999年の『ホーホケキョ となりの山田くん』以来のこと。
2012年12月13日、宮崎駿監督作品『風立ちぬ』と同日に劇場公開と発表されたものの、製作の遅れから翌2013年2月4日、同年秋への公開延期が発表された。
主題歌
いのちの記憶
作詞・作曲・歌 - 二階堂和美(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
原作 - 『竹取物語』
製作 - 氏家齊一郎
原案・監督 - 高畑勲
脚本 - 高畑勲、坂口理子
音楽 - 久石譲(サントラ/徳間ジャパンコミュニケーションズ)
制作 - スタジオジブリ
特別協賛 - KDDI
特別協力 - ローソン・読売新聞
配給 - 東宝