ボクと魔王とは、SCEより発売されたPS2専用のRPGである。開発元はツェナーワークス。
何気に、PS2初のRPGでもある。
あらすじ
とある王国にある田舎村、テネル村。その村に、気が弱く、影の薄い少年がいた。
その少年には一人の妹がいたが、ある日、妹がオバケの呪いにかかってしまい、まともな言葉が喋れなくなってしまった。
「このままでは妹はおしゃまな美少女からお笑い系少女になってしまう」と家族は大慌て。
呪いにかかった妹を救うため、少年は父親がたまたま拾ってきた壺から出てきたヘタレな魔王と取引し、
妹の呪いを解いてもらう代わりに魔王の子分となり、さらには自分の影を乗っ取られ、世界征服の旅に出ることになる。
・・・なんかおかしい部分があるような気がするが、そんな話なのだから仕方がない。
概要
人形劇のような独特の雰囲気を持ったファンタジーRPGで、プレイステーション2最初期の作品。
MOTHERなどに見られるような、一見して平和な舞台ととぼけたキャラクターが特徴。
PS2初期ということもあってか、ゲームとしては若干未完成に思える部分も見られる。
しかし、随所にみられるレベルの高いギャグや一人一人がやたらと濃いキャラクター、名曲ぞろいなBGMと、
見所は非常に多く、今尚根強いファンを持つ隠れた名作。通称、「世界一地味な神ゲー」。
特に非常に深く書き込まれたストーリーは必見。終盤では厚手のハンカチのご用意を。